3 -fin- ページ3
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*
「A知ってた？惹かれ合う男女って、遺伝子レベルで決まってるんだよ」
「なにそれ？」
「自分と異なるHLA遺伝子を多く持つ人を求めるんだって」
「また難しいこといってる」
「それをどうやって判別すると思う？」
「えぇ？わかんないよ」
耳のうしろにちゅ、と口付けるジュンミョン。
くすぐったくて身をよじると、ちょっとだけSっぽく笑う。
「それが"匂い"なんだよ」
「匂い？」
「うん。だから、Aが僕の匂いを好きなのも、僕がAの匂いを好きなのも、科学的根拠があって…」
「…ふぅん…そっか…ふぁ…」
欠伸をした私の頭を優しく撫でてくれるけど、ジュンミョンの話は止まらない。
とっても素敵なことを話してるんだろうけど、今はすごく眠たい。
次々にジュンミョンの口から出る難しい単語が子守唄みたいにますます眠気を誘う。
「ね…ジュンミョン」
「ん？」
「好き」
「うん。僕も。遺伝子レベルで好き」
「なにその言い方、伝わりにくい」
「仕方ないじゃん、脳がそういう構造になっているんだから」
今度は脳の話？
「おやすみ、ジュンミョン」
「…おやすみ、A」
まだ話したそうにしていたけど、しぶしぶ目を閉じるジュンミョン。
途端に幼くなるのがかわいくて、すべすべのほっぺにキスをしてから、私も目を閉じる。
ジュンミョンの腕に包まれて。
ジュンミョンの香りに包まれて目覚める朝を、心待ちにして。
・
・
・
彼のどこが好きかと聞かれて
素敵なところがたくさんある中で一番強く思うのは、
ジュンミョンの匂いが好き。
誰かに言っても、わかってもらえないことがほとんどだったけど。
今度聞かれたら、胸を張って言おう。
やっぱりそれで良かったんだ。
私たちの運命は、
遺伝子レベルで決まっているらしいから。
...fin.
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結奈(プロフ) - 夜分遅くにすみません。パスワードを知りたいでま。教えていただけるとありがたいですよろしくお願いします！ (2017年10月7日 1時) (
レス) id: be7197cd5b (このIDを非表示/違反報告)
ame(プロフ) - るなさん» わー！るなさんごめんなさい！見落としていました(T^T)(T^T)ジュンミョンキュンキュンしていただけてとっても嬉しいです！このストーリーから派生して長編になったのでよかったらそちらも読んでいただけたら幸せです！お返事遅くなりまして大変申し訳ありませんでした。 (2017年5月6日 7時) (レス) id: c7ff18eb8d (このIDを非表示/違反報告)
るな(プロフ) - ジュンミョンめっちゃきゅんきゅんしました、、；； (2017年4月3日 21時) (レス) id: c1c2583b8e (このIDを非表示/違反報告)
ame(プロフ) - まーさん» まーさん！コメントありがとうございます。ちょっと頼りないセフンちゃんてますが…愛していただけて本当に嬉しいです。うわん。わたしのほうこそ幸せです。。ありがとうございます(T^T) (2017年2月22日 20時) (レス) id: c7ff18eb8d (このIDを非表示/違反報告)
ame(プロフ) - ももたろうさん» ももたろうさん(T^T)今更のお返事お許しください…(T^T)ギョンスのお話読んでくださってありがとうございます。このギョンスはとっても想いがあるので、好きになっていただけると本当に嬉しいです。ありがとうございました。それから、本当にごめんなさい。 (2017年2月22日 20時) (レス) id: c7ff18eb8d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ame
| 作成日時：2016年2月14日 23時
