ギョンスくんの憂鬱。1 ページ23
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〈Kyungsoo side.〉
「……うん…うん。だから…先に寝ててって伝えて。じゃ、またあとでね」
ピッ
「…ふぅ」
『彼女にラブコールかぁ？』
背後から陽気な声がして振り向くと、ほろ酔い顔で笑う同僚のキム・ジョンデ。
「彼女じゃなくて、ヌナだって」
JD「あ！出た！ヌナパボギョンス！」
入社式の時に隣になったことがきっかけで仲良くなったジョンデには、金曜日恒例になりつつある会社の飲み会をコッソリ途中で帰ることの事情を話してある。
今日も例によって、その飲み会。
そろそろ抜け出したいけど…上司がなかなかしつこくて遅くなりそうってヌナに電話していたところ。
JD「あれ、でもこの前ヌナ結婚したって言ってたじゃん。それでもまだ週末は行ってんの？」
「…うん…まあ色々あって…やっぱ、おかしい？」
JD「いや、まあ、おかしくはないけど…旦那がいるならギョンスが行く必要ないじゃん」
「……僕もそう言ったんだけど…」
あのサプライズプロポーズから数週間。
ついに先日。正式に夫婦になったチャニョリヒョンとAヌナ。
心機一転、新居が完成するまでは今まで通りお互いの家を行ったり来たりするらしく。
今のところヌナは夜勤のアルバイトはまだ続けている。今まで僕が週末ジョンインを見てたのも…チャニョリヒョンがいるから、もういらないわけで。
先週行った時にもヒョンがいたから…逆に僕がいても…おかしいかなって思って。みんなの前で言ったんだ。
「もう金曜日に僕が来なくてもいいよね？」って。
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僕の発言で、それまで賑やかだったその場が(その日は飲み会がなかったからまだ夕飯時だった)
シーン…と静まり返って。
あれ？なんかまずいこと言った…？と思ってチラッとヌナを見ると…
「………」
目に涙をいっぱい溜めて僕を見ているじゃないか。
「え、ヌナ…」
こんな反応するなんて思わなかった。
「…そうだよね。そろそろ終わりにしなくちゃだよね…ごめんね、ギョンス。いつまでも…」
JI「ぎょんすひょん、もうきてくれないの？」
「え、いや…来てくれないっていうかさ…」
「にに、ギョンスのこと困らせちゃだめだよ。ギョンスにはギョンスの生活があるんだから…」
ヌナはちょっとごめんねって、キッチンへ消えていった。…なんかちょっと…話の方向が…
呆然とヌナの消えていった方を見つめたままでいると、そんな僕を見ていたヒョンがふっと笑った。
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まま - お、お子さんできたのか...(想像しちゃう)結婚式のシーンも見て見たかったなぁ。お疲れ様です、文章力すごい。楽しかった (2020年9月18日 21時) (
レス) id: 54f59f67c1 (このIDを非表示/違反報告)
ame(プロフ) - ぽんさん» ぽんさん＊コメントありがとうございます。お返事が遅くなって大変申し訳ありません；；とっても嬉しいです。。このお話のスピンオフなどをツイッターで公開してるのでお時間があるときにでも覗いてみてくださいね。本当にありがとうございました＾＾ (2017年10月7日 21時) (レス) id: e45fc58aae (このIDを非表示/違反報告)
ぽん(プロフ) - はじめまして。イッキに読みました。お気に入りにして、また読み返してます。凄く感動して涙が溢れてきました。これからも頑張って下さい。 (2017年6月11日 23時) (レス) id: a4e9c02f4b (このIDを非表示/違反報告)
ame(プロフ) - ぱくつかさん» ぱくつかさん！コメントありがとうございます。わー！こんなに長ったらしいものを一気にだなんて…！ありがとうございます。、キュンキュンしてもじゃもじゃいただけて嬉しいです…!これからも頑張ります！ありがとうございます。 (2017年3月31日 6時) (レス) id: c7ff18eb8d (このIDを非表示/違反報告)
ぱくつか(プロフ) - こんにちは！昨日から今日にかけて一気に読ませていただきました！とってもキュンキュンで涙が止まりませんでした（ ; ; ）これからも頑張って下さい！！ (2017年3月25日 16時) (レス) id: f548d24e62 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ame
| 作成日時：2015年10月15日 20時
