第４３話 ページ47
「……別に？まふこそどした？」
ま「…ううん！何も無いよ。」
まふは私を見ずに背を向けて答えた。
分かってる、嘘だって事くらい。
あの目が、何も無いはずない。
「…まふ、本当のこと言って？」
そう問うとくるっと振り向いた、まふ。
「…え…？」
その顔はひどいものだった。
今にも泣きそうで、壊れそう。
「ま、ふ…なんで泣いて……」
ま「Aも本当のこと言ってよ！！！」
「……ぇ？」
今まで聞いたこと無いくらいの大声で、まふは叫んだ。
どういうこと？本当のこと言って、って……。
「まふ、落ち着いて…」
ま「A…、A……ぅぅ…」
まふが私にしがみつき、私の肩に顔を埋める。
肩がじわり、熱くなった。
ただ名前を呼ぶだけのまふは、ひたすらに涙を流した。
一番大きな身長のまふが、すごく小さく見えた。
…分かんないよ、まふ。
まふだけやない、たぬもだ。
分からない、何を思ってるのか。
私は、どうしたらいい？
私はただ、震えるまふの背中を撫でてやることしか出来なかった。
……もう、自分の気持ちすら分かんない。
ま「…そろそろご飯だね。準備してくる。」
それだけ言ってまふは下へ降りた。
一人になった私は、静かに泣いた。
隣の部屋にいたたぬには、全て聞こえていたのだけど。
続く (更新停止中)
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▽あめりー▽ - 返信遅くなって申し訳なかったです…！ (2018年5月21日 0時) (
レス) id: ab915ef270 (このIDを非表示/違反報告)
▽あめりー▽ - かほさん» 楽しんで貰えて嬉しいです！一応落ちはうらたんって決まってて…違う作品書くときにそらるさん落ちにしようかと…すみません！！ (2018年5月21日 0時) (レス) id: ab915ef270 (このIDを非表示/違反報告)
▽あめりー▽ - りおさん» こたぬきさんですかっ！同じですね！てことで(？)うらたん落ちっすね(・-・) (2018年5月21日 0時) (レス) id: ab915ef270 (このIDを非表示/違反報告)
かほ - すごく楽しく読ませてもらってます！ うらたん落ちいいと思います！！ そらるさん落ちもほしい……(( ﾎﾞｿ (2018年3月28日 17時) (レス) id: bf1ed34470 (このIDを非表示/違反報告)
りお - 私もこたぬきなのでうらたんオチだと嬉しいです！ (2018年3月22日 13時) (レス) id: b57cab9574 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：▽あめりー▽ | 作成日時：2018年1月30日 1時
