シヨウヨ

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青 side

エラい目に遭わされて？気がついたら…もう身体、綺麗に後処理して貰った後みたいで。

けど、おーくら、やっさもっさしてる。

「どないしたん？」

「…ぁ、ごめんな、湯船から上手いこと出られへん」

「ふふふ」

「笑いゴトちゃうけど、うん、俺のせいやねんけど、ごめん」

「もうええって…けどまだ動かれへんけど」

「判ってるって」

それでも、どうにかこうにかおれを横抱きにしたまま湯船から出た。

そしてそっと降ろすと、バスローブを羽織らせてくれた。

「コレ、いつもおーくら使ってるヤツ？」

ふわふわで、着心地ええなぁ。

当たり前やけど、おーくらの匂いする。

「せやで？ゴメンやで、サラや無くて…今度ヤスのんも用意しとくから」

「…重ないん？」

「軽くは無いけど、大丈夫やで？」

「せやなくて…おれのん、用意してくれるとか…嬉しいけど…ウザない？」

おーくらの家に、おれのモンをって…嬉しいけど…そんなこと、して貰ってええの？

「それ、本気で言うてる？」

おーくらはおれの目をじいっと覗き込んだ。

「あんな可愛いらしいこと言うてくれたのに…またそんなこと言うて」

…え？

「…おれ、何か言うた？」

全然、記憶に無い…。

「それ、本気で言うてる？」

「うん…」

おーくらはがっくりと項垂れた。

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