�� ページ14
緑 side
他愛も無い話をしてたら、りょうちゃんはスタッフさんに呼ばれて、三人になってしもた。
手持ち無沙汰になって来て…何喋ったらええんかな…。
なんて思ってたら。
「こんにちは、邪魔すんで〜」
何と、横山くんが現れた。
「邪魔するんやったら、帰ってや〜」
俺たちは何時ものように答えたら、親子は吹き出した。
まぁ、せやわな。
りょうちゃんなんか、スタッフさんと話をしてだから、結構離れとったのにな。
習慣って恐ろし。
「凄い、新喜劇の人みたい…」
「お、森崎くん、君、新喜劇知っとんかいな」
小さく頷く、森崎くん。
そこにりょうちゃんが、駆け寄って来た。
「おう！」
「何、急に…ぁ、Aさん、監督が呼んだはります」
「ぁ、はいはい、行ってきます…もうちょっとかかるかもやから、待っててな」
…あ、Aさん、言わはるんや。
初めて知ったわ。
森崎くんは、Aさんの言葉にまた小さく頷く。
ちょっと淋ししそうに見えるんは、俺だけかな。
「ええやんけ、ちょっと近くまで来たから寄っただけやんか」
そう言いつつ、目はAさんと森崎くんを交互に見て、ニコニコしてる。
「絶対、僕に会いに来たんと違うやろ！」
りょうちゃん、ちょっと怒ってる。
それを気にも止めずに森崎くんに挨拶を始めた。
「こんにちは〜、横山、言います」
「森崎涼太郎です」
「しっかりしてんなぁ、今度新喜劇、四人で一緒に観に行こか！」
「よにん？」
「俺と、おーくらと、どっくんと、涼太郎くんと四人。男同士四人で」
「…行きたい！」
「ほな、親御さんに聞いてな？それから計画するから」
俺とりょうちゃんそっちのけで、計画がスタートした。
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蒼乃碧(プロフ) - mimiajioveさん» コメントありがとうございました！ようやく移行完了でございます！良かったらまた読んでやってくださいませm(__)m (2018年7月19日 15時) (
レス) id: b2e7866667 (このIDを非表示/違反報告)
mimiajiove(プロフ) - シヨウヨ2楽しみです！頑張ってください！ (2018年7月11日 2時) (レス) id: 15ac791737 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蒼乃碧 | 作者ホームページ：
作成日時：2017年9月3日 8時
