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青 side
控室に入ったら、信ちゃんが難しい顔して、ソファに座って本読んどった。
「信ちゃん、おはよう」
「…はよー」
ちらって本から目を上げたけど、それも一瞬。
どしたんやろ？
…機嫌が悪い、と言うより元気が無い感じ。
なんかあったんやろか。
「隣、ええ？」
「…ええで」
そう言ってくれたから、おれもソファに腰掛けた。
「…ヤス？」
「ん？」
「ちょ、膝貸して」
「どぞ」
ソファの上で抱えてた膝を下ろして、軽く腿を叩いて促す。
「…悪いな」
「何がいな」
おれ、知ってんねん。
信ちゃんが、メンバーにこんな風に体預けるのん、もう一人を除いておれしかおらんこと。
持ってた本を顔の上に乗せてるから、表情は判らへん。
けど、ちょっとでもリラックスして欲しかったから軽く、お尻をポンポンすると
「赤ちゃんちゃうけど」
と、ちょっと笑った声がした。
「…嫌？」
「いや、ええ気持ちやで？いっつもあの熊にしたってるん？」
「いっつもちゃうけど…時々、かな？」
「そうけ…」
「どしたん？」
見かけより、ずっと繊細なところもある信ちゃん。
おれの知らないところでなんかあったんやろか…深く傷付くようなことが。
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蒼乃碧(プロフ) - mimiajioveさん» コメントありがとうございました！ようやく移行完了でございます！良かったらまた読んでやってくださいませm(__)m (2018年7月19日 15時) (
レス) id: b2e7866667 (このIDを非表示/違反報告)
mimiajiove(プロフ) - シヨウヨ2楽しみです！頑張ってください！ (2018年7月11日 2時) (レス) id: 15ac791737 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蒼乃碧 | 作者ホームページ：
作成日時：2017年9月3日 8時
