キミイロオモイ (ページ2)

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緑 side

「今日の大倉、面白かったな」

信ちゃん収録終わりに声をかけてきた。

「ホンマやな、最高やったわ」

滅多に人を褒めない横山くんもそれに加わる。

「ホンマ？ありがと」

メンバーに褒められると嬉しいな。

良い気分になってると、

「お前、丸と絡むと最高やんけ」

りょうちゃんも声をかけてくれる。

のは良いけれど。

良い気分だったのが、一気に現実に帰るわ。

そら、相手はあの丸ちゃんだっせ？

…まあまあ、色々含むところもありますから。

ほんまにあのシャクレ助平野郎には、イライラさせられるで。

…お前もやろ、りょうちゃん。

「おーくら、もう帰る⁈今日ご飯行く？」

そこにヤスが加わる。

小首なんか傾げて、相変わらず、可愛いな。

「うん、帰れるで、今日は何食べる？」

「相変わらず、仲ええなぁ」

「りょうちゃんも一緒に食おうや、時間ええんやろ？」

「章ちゃんがええなら？」

「当たり前やん、久々やなぁ、楽しみ～♪」

「お前ら、飲みすぎんなよ～！」

信ちゃんの言い方はホンマのおかんみたい。

「「「はーい！！！」」」

「小学生か！」

それに手を上げて答えた俺らに横山くんが突っ込んで…楽屋は笑いの渦に包まれた。