幸せ夫婦ＪＩＮ (ページ1)

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初めて会ったのは君が留学生として韓国に来た時、

慣れない韓国語にカタコトになりながら自己紹介をしていた

ただ初めて会った日本人に興味がわいているだけだとその時は思っていた

これは恋の予感だったのかもしれない

親とも海外旅行に行ったことのない私が

韓国に留学しようと空港に来ている

飛行機の中でもずっと呪文のように唱えていた

しかも寝ている時も言っていたようで

飛行機から出るときＣＡさんに〈頑張って下さい韓国〉

なんて言われてしまって恥ずかしかった

始めてきた異国の国見慣れない字聞き慣れていない言葉

凄くドキドキする

時間的にホームステイ先に挨拶に行く前に

学校に行くことになった

学校につくと担任の先生がいてくれて凄く綺麗な女の人だった

クラスに着くまでも雑談をしてくれてまだ聞き取れない言葉もあるけど。

廊下を歩いていると何人かが私の方見てくる

反日だったら嫌だなと不安になる

自分の教室に着くとみんなの前で覚えたての韓国語を言う

『アニョハセヨAニダ/スムニダチャラプタカムニダ』
(こんにちは、Aです。宜しくお願いします。)

みんなの反応が心配で洋服を握る

拍手が聞こえてきて安心したシワにになったシャツを伸ばす

もう一度お辞儀をして自分の席に座った

ワクワクとドキドキの学校生活の始まりです