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何度も何度もトイレと寝室を往復して。
しまいには、寝室に戻る余裕すらなくて、
リビングのソファで横になる。
「翔太、掛布団こっち持ってきちゃったけどいい？」
「…ん、ありがと…、っはぁ、」
「しんどいね…ちょっと熱上がってきたかな、
もう一回測っとこうか」
テキパキと俺の腕を上げて、ずれないように押さえられる。
その間もごぽごぽと胃は動き続け、
きゅるきゅると腸が鳴り始める。
「…お腹、大丈夫？」
「……まだ、へーき」
ぴぴ、と体温計が鳴り、すぐに抜き取られる。
案外わかりやすい幼馴染は、あからさまに眉を顰める。
腹も痛いし、気持ち悪いし、熱もあるしでもう最悪。
はぁ、とため息をつき目を閉じる。
ほんの少しでいいから休みたい。
ヤバイ、と思ったときにはもう遅かった。
「っふ、──っえ、…げぇっ、……っ、ぁ、…あ、っ」
何とか身を乗り出したものの、その先は床。
片手で押さえていたはずだけど、零れ落ちる。
パシャパシャとほとんど中身のない吐瀉物が跳ねた。
あー、俺ん家で良かった。
と思ったのは、もう疲れすぎていたのかもしれない。
「お、っと…翔太、手離して。大丈夫だから、」
さっとゴミ袋を渡してくれたけど、
吐いてしまったものはもう戻らない。
もうなにが大丈夫で、なにが大丈夫じゃないのかわからない。
この状態はさすがに大丈夫じゃないだろ、
冷え切った頭はそんなこと考える。
「ん、く…っ?!、ぅぇ、っ……ごめ、ゆか、っ」
「うん、大丈夫だからそのまま吐いちゃお」
「…っや、トイレ、いくから、」
このまま吐いて涼太に片づけさせるのも心苦しくて
ふらふらと立ち上がる俺を支えてくれた涼太は
やっぱり頼もしくて、重たい体を任せた。
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丼 - あむちゃさん» 返信を頂いたのに1ヶ月もあいてしまって本当に申し訳ないです…。募集、かけてないんですね！わかりました。教えていただいてありがとうございますm(_ _)m (2021年9月16日 21時) (
レス) id: f66d9e7345 (このIDを非表示/違反報告)
あむちゃ(プロフ) - 丼さん» コメントありがとうございます。今のところリクエスト募集の予定はなく、書きたいものを書き終わり次第募集させていただく予定です。 (2021年8月3日 9時) (レス) id: 606d432a56 (このIDを非表示/違反報告)
丼 - あっ、させてっておかしいですよね、ごめんなさいm(_ _;)m募集してないのですか？でした… (2021年7月29日 8時) (レス) id: f66d9e7345 (このIDを非表示/違反報告)
丼 - はじめまして。お話読ませて頂きました！すごく面白かったです！リクエストは募集させていないのですか？？ (2021年7月29日 8時) (レス) id: f66d9e7345 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あむちゃ | 作成日時：2021年7月28日 0時
