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YG「や、謝んなくてもいいけど」
YG「お前は悪くない…、
いや、全く悪くない訳じゃねぇか」
え！なんで私が？
ぱっと顔を上げて先輩を見る。
YG「前にも言っただろ、隙見せんなって
男に気を付けろって」
「…そんなこと言われても、どうやって…」
YG「ああいうやつはお前みたいに断れないやつ狙ってんだよ
はっきり拒絶しなかったら、お前みたいなのぱっと食われんぞ」
先輩の眉間にしわがよる。
うう、私が悪いの？
上の立場の人に頼まれたら断れないし。
それに隙って何？分かんないよ。
YG「あ〜、もう泣くなよ」
「す、すいません、」
仕事と関係ないことなのに。きっとめんどくさいよね。
ぽろぽろ零れてくる涙を手で拭う。
YG「そんなごしごしすんな
目、痛くなるぞ」
目をこすっていた手を優しく握って、代わりに先輩がハンカチで拭ってくれる。
YG「別に面倒だとか迷惑とかは思ってねぇから
…心配ってか、俺がほっとけないだけ」
「え？」
そぉ〜っとそぉ〜っと優しく涙を拭ってくれる。
もう、怒ってない…？
「せ、先輩が来てくれてよかったです…
本当に…」
あのままイ先輩に触られ続けたらと思うとゾッとする。
YG「…ったく、焦らせんなよ」
先輩は顔をしかめて、前髪をかきあげた。
「あせる…」
先輩が？
YG「連絡つかねぇと思って急いで帰ってきたら、ちょっかいかけられてるし」
それは…
「ありがとうございました
助けてくれて」
YG「まじで心臓止まるかと思った」
力ない声に、憂いを帯びた表情に。
本当に心配してくれてたんだ。
「先輩、」
YG「とにかく」
YG「嫌なときは嫌って言え
断るときははっきり断れ
曖昧な態度取ったらそこにつけこまれんだから」
YG「俺がいなくなったらどうすんだよ」
先輩がいなくなる？
YG「お前も一人立ちしなきゃなんねぇんだぞ
いつまでも俺がついてられる訳じゃねーんだ」
YG「…頼むからこれ以上心配させるなよ」
困ったように眉毛を下げた先輩。
その顔を見たらまた心臓がうるさい。
胸がきゅーって苦しくなる。
ドクンドクンと脈打つ音。
やっと気づいた。
どうして先輩の笑顔を見るたび、キュンとするのか。
優しくされたり触れられたりすると、体が熱くなって心臓がうるさくなるのか。
他の人にはない不思議な感覚が、ユンギ先輩にだけ起こるのは。
私、先輩のことが好きなんだ。
だからこんなにも胸がドキドキして苦しいんだ。
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am(プロフ) - りんごさん» 更新を楽しみにしてくださりありがとうございました♡おかげさまで完結することができました！寂しがってもらえるなんてありがたいです(´ฅωฅ｀)続編はまた思い付いたら書かせてもらいますね！ (2022年7月16日 1時) (
レス) id: bcf67d4572 (このIDを非表示/違反報告)
am(プロフ) - さやさん» 丁寧に読んでくださったんですね、ありがとうございます♡たくさんのお褒めの言葉嬉しいです(ˊo̴̶̷̤ ̫ o̴̶̷̤ˋ)もったいないくらいです！こちらこそ素晴らしいコメントをありがとうございます♡ (2022年7月16日 1時) (レス) id: bcf67d4572 (このIDを非表示/違反報告)
am(プロフ) - 秋桜さん» 嬉しいお言葉の数々ありがとうございます♡そんな風にお話に心を寄せてくださるなんて感動です( ⁰̷̴͈ ֊ ⁰̷̴͈ )亀更新にも関わらず最後まで読んでくださりありがとうございました！私も大好きです♡ (2022年7月16日 1時) (レス) id: bcf67d4572 (このIDを非表示/違反報告)
りんご(プロフ) - 初めまして。いつも更新楽しみにしてました！え、終わり？って声が出てしまうくらい寂しいです🥺いつでもいいので、続編期待してます🥹 (2022年7月16日 0時) (レス) @page50 id: 82a7dc7e49 (このIDを非表示/違反報告)
さや - テヒョンも一途でドキドキさせられて、フラれちゃうところは胸が苦しくなりました…😢女の子も可愛らしかったです！こーーーんなに素晴らしいお話を読ませていただけて幸せです💓長くなっちゃいました😅 (2022年7月16日 0時) (レス) id: 956debd54e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：am
| 作成日時：2022年4月22日 18時
