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仕事が終わらなくて、定時を過ぎて休憩室で一休み。
テヒョンに気持ちを伝えてから数日。
空元気や悲しそうに笑う姿に胸が痛くなるけど、私にはどうすることもできなくて。
それに、先輩のことだってあるし。
他のことに気を取られて、仕事がすすまない。
NJ「あれ？Aちゃん」
ナムジュン先輩がやって来て、コーヒーを買って私の隣に座った。
NJ「最近元気ないよね」
「そ、そんなことないです」
ナムジュン先輩は困ったように微笑んだ。
NJ「そうだ、確か…
これ好きなんだよね？」
先輩はズボンのポケットに両手を入れて、首をかしげる。
NJ「…あれ？」
そのままおしりのポケット、胸の内ポケットに手をいれて、
NJ「あった！」
嬉しそうに防弾チョコを取り出した。
NJ「前にユンギヒョンから聞いて」
「…」
NJ「甘いもの食べると幸せな気持ちになるよね
これ食べて元気出してくれたら嬉しいな」
「ナムジュン先輩…」
NJ「あっ、やばい
ちょっと溶けてる…」
チョコの袋を豪快に破いた先輩。
現れたチョコは少し溶けかかってる。
NJ「わぁ、ごめん
俺、体温高めだから…なんで胸ポケットなんかに、」
しょんぼりしてる先輩がおかしくて笑ってしまった。
NJ「あ、笑ってる」
「だって先輩が」
NJ「ふふ、よかった
そんな風に笑ってるの久しぶりに見たよ」
優しくてあったかい笑顔。
ナムジュン先輩にまで心配をかけてたんだ。
NJ「Aちゃんはそうやって笑ってるのがいいよ」
NJ「あまり無理しないようにね」
「はい、ありがとうございます」
溶けかかったチョコは甘くて、ナムジュン先輩のおかげで残りの仕事を頑張れそう。
NJ「あっ！ヒョン！」
休憩室のドアのところにユンギ先輩がぽつんと立ってた。
YG「…」
NJ「ヒョン、わかりやすいな」
ナムジュン先輩はそう言って笑って、
NJ「あれはやきもち焼いてる顔だよ」
って私の耳元で囁いて、いたずらっ子みたいに微笑んだ。
YG「…」
眉間にしわを寄せて機嫌が悪そう。
で、でも、先輩がやきもち焼くなんて絶対ない。
…だって私、ふられてるし。
NJ「じゃあ僕は先に戻るね」
「えっ」
NJ「一度ゆっくり話した方がいいよ」
「で、でも…」
NJ「大丈夫だから、」
肩を叩いて立ち上がった。
NJ「ヒョン、お先です」
YG「は、？」
取り残された私たちは無言でみつめあう。
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am(プロフ) - りんごさん» 更新を楽しみにしてくださりありがとうございました♡おかげさまで完結することができました！寂しがってもらえるなんてありがたいです(´ฅωฅ｀)続編はまた思い付いたら書かせてもらいますね！ (2022年7月16日 1時) (
レス) id: bcf67d4572 (このIDを非表示/違反報告)
am(プロフ) - さやさん» 丁寧に読んでくださったんですね、ありがとうございます♡たくさんのお褒めの言葉嬉しいです(ˊo̴̶̷̤ ̫ o̴̶̷̤ˋ)もったいないくらいです！こちらこそ素晴らしいコメントをありがとうございます♡ (2022年7月16日 1時) (レス) id: bcf67d4572 (このIDを非表示/違反報告)
am(プロフ) - 秋桜さん» 嬉しいお言葉の数々ありがとうございます♡そんな風にお話に心を寄せてくださるなんて感動です( ⁰̷̴͈ ֊ ⁰̷̴͈ )亀更新にも関わらず最後まで読んでくださりありがとうございました！私も大好きです♡ (2022年7月16日 1時) (レス) id: bcf67d4572 (このIDを非表示/違反報告)
りんご(プロフ) - 初めまして。いつも更新楽しみにしてました！え、終わり？って声が出てしまうくらい寂しいです🥺いつでもいいので、続編期待してます🥹 (2022年7月16日 0時) (レス) @page50 id: 82a7dc7e49 (このIDを非表示/違反報告)
さや - テヒョンも一途でドキドキさせられて、フラれちゃうところは胸が苦しくなりました…😢女の子も可愛らしかったです！こーーーんなに素晴らしいお話を読ませていただけて幸せです💓長くなっちゃいました😅 (2022年7月16日 0時) (レス) id: 956debd54e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：am
| 作成日時：2022年4月22日 18時
