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土曜日。
寮の前で待ち合わせをして、エントランスを出たら既にテヒョンが立っていた。
「ごめん、お待たせ」
TH「可愛い！」
目が合うなり、テヒョンは駆け寄って誉めてくれた。
TH「そのワンピース似合ってる」
「あ、ありがとう」
テヒョンはいつも真っ直ぐに伝えてくれる。
思ったことをそのまま口に出すから恥ずかしい。
むず痒いんだけど、好意を伝えられるとやっぱり嬉しく思ってしまう。
先輩のことが好きなのに、私のことを好きだと言ってくれているテヒョンとこうやって過ごすのは、なんだか後ろめたい気持ちもあって複雑だな。
TH「…何考えてるの？」
「えっ、な、何も」
TH「今、目の前にいるのは俺
だから、俺のことだけ見て、俺のことだけ考えて」
「テヒョン…」
TH「俺に集中して」
綺麗に微笑んだテヒョンにドキッとする。
そのまま自然に手を繋がれた。
TH「行くよ」
そう言って、柔らかく手を握って進みだすテヒョン。
うっすらと赤くなった彼の耳を見たら、私にまでその熱が伝染した。
「あの…テヒョン、手、」
TH「…デートなんだからいいでしょ」
振り返ったテヒョンは、耳だけじゃなくて頬もピンクに染まってて。
照れたように拗ねたように唇を尖らせてる。
TH「別に慣れてる訳じゃないからねっ！」
「えっ？」
TH「俺だって緊張してる…」
TH「今日、すごく楽しみにしてたんだから」
下唇を噛んで、こっちをじっと見つめてくる。
そんなテヒョンを前にしたら、胸がすごくドキドキしてきた。
TH「顔、赤いよ」
ニヤけたテヒョン。
ダメだ。これ以上向き合ってるのは心臓がもちそうにない。
「い、行こう」
テヒョンの手を引いて歩きだした。
テヒョンといると楽しい。
気を遣わなくても自然体でいられる男の人なんて彼くらい。
お昼ごはんを食べて、バスに乗って。
行き先は聞いても教えてもらえない。
「着いてからのお楽しみ」
そう言って、また話し出したら止まらなくて、気付いたらずっと一緒に笑ってる。
居心地がいいってこういうことをいうんだろうな。
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am(プロフ) - りんごさん» 更新を楽しみにしてくださりありがとうございました♡おかげさまで完結することができました！寂しがってもらえるなんてありがたいです(´ฅωฅ｀)続編はまた思い付いたら書かせてもらいますね！ (2022年7月16日 1時) (
レス) id: bcf67d4572 (このIDを非表示/違反報告)
am(プロフ) - さやさん» 丁寧に読んでくださったんですね、ありがとうございます♡たくさんのお褒めの言葉嬉しいです(ˊo̴̶̷̤ ̫ o̴̶̷̤ˋ)もったいないくらいです！こちらこそ素晴らしいコメントをありがとうございます♡ (2022年7月16日 1時) (レス) id: bcf67d4572 (このIDを非表示/違反報告)
am(プロフ) - 秋桜さん» 嬉しいお言葉の数々ありがとうございます♡そんな風にお話に心を寄せてくださるなんて感動です( ⁰̷̴͈ ֊ ⁰̷̴͈ )亀更新にも関わらず最後まで読んでくださりありがとうございました！私も大好きです♡ (2022年7月16日 1時) (レス) id: bcf67d4572 (このIDを非表示/違反報告)
りんご(プロフ) - 初めまして。いつも更新楽しみにしてました！え、終わり？って声が出てしまうくらい寂しいです🥺いつでもいいので、続編期待してます🥹 (2022年7月16日 0時) (レス) @page50 id: 82a7dc7e49 (このIDを非表示/違反報告)
さや - テヒョンも一途でドキドキさせられて、フラれちゃうところは胸が苦しくなりました…😢女の子も可愛らしかったです！こーーーんなに素晴らしいお話を読ませていただけて幸せです💓長くなっちゃいました😅 (2022年7月16日 0時) (レス) id: 956debd54e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：am
| 作成日時：2022年4月22日 18時
