クリスマスプレゼント ページ5
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思わず足が竦む。でも、私はどうしても彼に言わなきゃいけないことがある。信号が青になると急いでその後ろ姿を追い掛けた。
「…っ、藤原 樹！」
振り返った彼は名前を叫んだのが私だってわかると、ゆっくりと口角を上げた。
「相変わらず威勢がいいね、Aちゃん」
「……あんたのせいなんだから。全部、全部。っ、あんたのせいで、」
「ふっ、人のせいにしてんじゃねぇよ。あんたはどっちみち神谷に捨てられる運命だった」
淡々と話す樹に怒りが込み上げる。
「っていうかまだそれ外してないんだ？俺から神谷に返してやろうか？」
首元にぶら下がるドッグタグ。未練がましいのは重々承知。それでも外すことはできていなかった。それはまだ私が諦めていない証拠。
「そんな睨まなくてももう手は出さないよ。俺が一番強いって証明できたから。じゃあな」
ヒラヒラと手を振りながら去っていく樹。…くやしい、悔しい。あんなヤツのせいで大事なものを失ったなんて…。
「あ、そうだ。折角だからクリスマスプレゼントあげる」
カツカツとブーツの音を鳴らして近付いて来た樹は顔を私の耳元に近付けた。
「…神谷はとっくに記憶戻ってるよ」
「嘘つかないでよ、だって…」
まだ、迎えに来てくれてないもん。
「神谷はもうお前を必要としてない。残念でした」
嘘だよ、そんなわけない。
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Lala(プロフ) - タムさん» 最後まで読んでいただきありがとうございます。労いの言葉もありがとうございます。タムさんも書き手でいらっしゃったんですね！タムさんのコメントのおかげで執筆意欲が上がっていたのでこちらこそ感謝を伝えたいです。ありがとうございました！ (2022年3月10日 11時) (
レス) id: 7b2010937b (このIDを非表示/違反報告)
Lala(プロフ) - Megさん» 最後まで読んでいただきありがとうございます。幸せだと言って下さると執筆してよかったなと改めて思います。Megさんの更新にたくさん励まされ勝手に勇気をいただいてました。これからもともに頑張りましょうね！またお話読みに行きます♪ (2022年3月10日 11時) (レス) id: 7b2010937b (このIDを非表示/違反報告)
タム(プロフ) - 完結おめでとうございます💐そしてお疲れ様でした☺️私も書き手の時期があったので、最後まで書き続けることの大変さを知っています。だからこそ感謝の気持ちでいっぱいです😢Lalaさんとこの作品に出会えて幸せです💭♡ (2022年3月9日 1時) (レス) id: 2c73cc4c7d (このIDを非表示/違反報告)
Meg(プロフ) - ぬぁ😭やっぱりこの作品好きです！！幸せな時間をありがとうございました！！番外編も楽しみに待っています✨ (2022年3月8日 22時) (レス) @page45 id: cd0d8bd3ad (このIDを非表示/違反報告)
Lala(プロフ) - タムさん» コメントありがとうございます！今夜更新分で全ての理由が明らかになりますのでお楽しみに🌟ぜひこのお話の結末を見届けてください🙏🏻毎回コメントありがとうございます🥺 (2022年3月8日 21時) (レス) id: b9d8b91003 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Lala | 作成日時：2021年11月2日 17時
