初代・アンバー総長 ページ32
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それはあまりにも一瞬で、何が起きたのかわからなかった。
「あれぇ？いっちゃん、俺との協定はどうした？せっかくお前が一番強いって証明させてやったのに。何勝手に破ってんの？」
私を受け止めてくれてる逞しい腕。鼻を掠める柔軟剤の匂いに一気に恐怖心が消えていく。
「…っ、違う！先に破ったのはお前らだ。だから俺らナイトは制裁を――」
「へぇ。でもAの手首から血が出てるんだけど…。俺言ったよな？Aに指一本でも触れたらお前もナイトも潰すって。Aに手を出したってことは潰される覚悟があるってことでいいんだよな？」
っ、ケンちゃんが呼んだ私の名前に涙が止まらない。
「っ、ケンちゃん…」
ケンちゃんは私を壱馬くんに押し付けると拳を鳴らしながら樹の正面に立った。
「壱馬、今すぐ仲間と女を連れて帰れ。自分の女の面倒も見れねぇやつがアンバーのトップを名乗んな」
「…っ。健さ、ん。でもこの人数相手に1人じゃ、」
「いひひ、心配しなくても1人じゃねぇよ。3人もいれば余裕だし」
………3人？
さっきまで頭から血を流して倒れていたはずの陸は起き上がると欠伸をひとつ。コイツ、まさかずっと倒れたフリしてたの？
さっきまで立つのもやっとだったやましょーはポケットから栄養ゼリーを取り出して飲んでるし。
なんなの、コイツら。
「……さてと、いっちゃん遊ぼうぜ。俺ね、今失うものなんてないからさ、めちゃくちゃ強いよ？」
初めて見るアンバーとしてのケンちゃんの背中は涙が出るほどかっこよかった。
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Lala(プロフ) - タムさん» 最後まで読んでいただきありがとうございます。労いの言葉もありがとうございます。タムさんも書き手でいらっしゃったんですね！タムさんのコメントのおかげで執筆意欲が上がっていたのでこちらこそ感謝を伝えたいです。ありがとうございました！ (2022年3月10日 11時) (
レス) id: 7b2010937b (このIDを非表示/違反報告)
Lala(プロフ) - Megさん» 最後まで読んでいただきありがとうございます。幸せだと言って下さると執筆してよかったなと改めて思います。Megさんの更新にたくさん励まされ勝手に勇気をいただいてました。これからもともに頑張りましょうね！またお話読みに行きます♪ (2022年3月10日 11時) (レス) id: 7b2010937b (このIDを非表示/違反報告)
タム(プロフ) - 完結おめでとうございます💐そしてお疲れ様でした☺️私も書き手の時期があったので、最後まで書き続けることの大変さを知っています。だからこそ感謝の気持ちでいっぱいです😢Lalaさんとこの作品に出会えて幸せです💭♡ (2022年3月9日 1時) (レス) id: 2c73cc4c7d (このIDを非表示/違反報告)
Meg(プロフ) - ぬぁ😭やっぱりこの作品好きです！！幸せな時間をありがとうございました！！番外編も楽しみに待っています✨ (2022年3月8日 22時) (レス) @page45 id: cd0d8bd3ad (このIDを非表示/違反報告)
Lala(プロフ) - タムさん» コメントありがとうございます！今夜更新分で全ての理由が明らかになりますのでお楽しみに🌟ぜひこのお話の結末を見届けてください🙏🏻毎回コメントありがとうございます🥺 (2022年3月8日 21時) (レス) id: b9d8b91003 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Lala | 作成日時：2021年11月2日 17時
