約束のドッグタグ ページ21
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ベッドの上で俺の胸に寄り添って微笑むA。その華奢な手首を掴むとそっと撫でた。
「……なんか、まだ信じらんない。夢みたい」
バイクに乗る俺が楽しそうだから見てる。
その言葉で俺はAを好きになった。
頭のてっぺんから足のつま先まで全身で俺を好きだと伝えてくれる。こんな子、他に居ないんじゃないか。
危険だからと俺が女を作ることをやましょーは猛反対したけど、何があっても俺はAを守るって。そう決めたんだ。
たとえバイクに乗れなくなっても。それでもいい。
「A、ドッグタグって知ってる？」
「名前とか書いてあるネックレスのこと？」
「そっ。バイクでもし事故っても身元がすぐにわかるようにって、アンバー作ったときにやましょーと陸さんから貰ったんだ」
それは「絶対に事故んな」という意味が込められた、やましょーと陸さんからの粋なプレゼントだった。
「なにそれ、……縁起悪くない？」
膨れっ面になるAの尖った唇にキスを落とすと首にぶら下がっているドッグタグを1枚外した。
「これ2枚あってさ。もし死体に1枚しかついてなかったらすでに誰かが先に俺を見つけて持って行ったってことで…」
「…ねぇ、もうやめてよ。そんな話聞きたくない」
Aは俺に背中を向けると布団で顔を隠した。
「大好きなバイクに乗って死ぬならそれでもいいやって思ってたんだよ、俺。スピード出して乗ってる時が一番楽しいって。でもさ、今はそうじゃない。俺が死んだら、もうAの名前呼んでやれねぇし。………A、こっち向いて」
涙目のAの手にドッグタグを握らせた。
「もう危険な乗り方はしないって誓う。だから1枚はAが持ってて」
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Lala(プロフ) - タムさん» 最後まで読んでいただきありがとうございます。労いの言葉もありがとうございます。タムさんも書き手でいらっしゃったんですね！タムさんのコメントのおかげで執筆意欲が上がっていたのでこちらこそ感謝を伝えたいです。ありがとうございました！ (2022年3月10日 11時) (
レス) id: 7b2010937b (このIDを非表示/違反報告)
Lala(プロフ) - Megさん» 最後まで読んでいただきありがとうございます。幸せだと言って下さると執筆してよかったなと改めて思います。Megさんの更新にたくさん励まされ勝手に勇気をいただいてました。これからもともに頑張りましょうね！またお話読みに行きます♪ (2022年3月10日 11時) (レス) id: 7b2010937b (このIDを非表示/違反報告)
タム(プロフ) - 完結おめでとうございます💐そしてお疲れ様でした☺️私も書き手の時期があったので、最後まで書き続けることの大変さを知っています。だからこそ感謝の気持ちでいっぱいです😢Lalaさんとこの作品に出会えて幸せです💭♡ (2022年3月9日 1時) (レス) id: 2c73cc4c7d (このIDを非表示/違反報告)
Meg(プロフ) - ぬぁ😭やっぱりこの作品好きです！！幸せな時間をありがとうございました！！番外編も楽しみに待っています✨ (2022年3月8日 22時) (レス) @page45 id: cd0d8bd3ad (このIDを非表示/違反報告)
Lala(プロフ) - タムさん» コメントありがとうございます！今夜更新分で全ての理由が明らかになりますのでお楽しみに🌟ぜひこのお話の結末を見届けてください🙏🏻毎回コメントありがとうございます🥺 (2022年3月8日 21時) (レス) id: b9d8b91003 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Lala | 作成日時：2021年11月2日 17時
