隣にもうキミはいない ページ11
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ジリリリと煩く鳴り響く目覚ましを止めると、目を閉じたまま必ず隣のシーツを手探りで確認する。居るわけないって頭ではわかってんのに、毎朝確認しては溜め息が漏れる。
これが俺―――…神谷 健太の1日の始まり
「メリークリスマス！健太！」
朝っぱらからクラッカーを俺に目掛けて放つ陸さんに一瞥するとソファーに深く凭れた。
「なんだよ、健太。冷たい反応だな。折角のクリスマス・イヴなんだからパァーーっとしようぜ。な？やましょー！」
「陸さん、朝からそのテンションはキツいって」
やましょーが用意してくれた朝飯。サラダにどのドレッシングをかけようか悩んでも、もう決めてくれるキミはいない。
「健太、今日の晩飯何がいい？」
「やっぱりチキンでしょ！クリスマス・イヴだし」
「陸さんじゃなくて健太に聞いてるんで」
二人の視線を感じながら、ふと去年のクリスマス・イヴを思い返す。たしか、有名なイルミネーションが見たいって言われて二人で行ったんだ。想像してたより綺麗じゃないね、って正直な感想に腹の底から笑ったっけ。
「……餃子食いたいなぁ」
声に出してはっと気づく。「あ、今のナシ」と慌てて笑って取り繕うもやましょーも陸さんも哀しそうな顔をするだけだった。別に二人が哀しむ必要なんてどこにもないってのに…。
気まずくなった空気に居ても立っても居られず、厚手のMA-1を羽織ると家を出た。
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Lala(プロフ) - タムさん» 最後まで読んでいただきありがとうございます。労いの言葉もありがとうございます。タムさんも書き手でいらっしゃったんですね！タムさんのコメントのおかげで執筆意欲が上がっていたのでこちらこそ感謝を伝えたいです。ありがとうございました！ (2022年3月10日 11時) (
レス) id: 7b2010937b (このIDを非表示/違反報告)
Lala(プロフ) - Megさん» 最後まで読んでいただきありがとうございます。幸せだと言って下さると執筆してよかったなと改めて思います。Megさんの更新にたくさん励まされ勝手に勇気をいただいてました。これからもともに頑張りましょうね！またお話読みに行きます♪ (2022年3月10日 11時) (レス) id: 7b2010937b (このIDを非表示/違反報告)
タム(プロフ) - 完結おめでとうございます💐そしてお疲れ様でした☺️私も書き手の時期があったので、最後まで書き続けることの大変さを知っています。だからこそ感謝の気持ちでいっぱいです😢Lalaさんとこの作品に出会えて幸せです💭♡ (2022年3月9日 1時) (レス) id: 2c73cc4c7d (このIDを非表示/違反報告)
Meg(プロフ) - ぬぁ😭やっぱりこの作品好きです！！幸せな時間をありがとうございました！！番外編も楽しみに待っています✨ (2022年3月8日 22時) (レス) @page45 id: cd0d8bd3ad (このIDを非表示/違反報告)
Lala(プロフ) - タムさん» コメントありがとうございます！今夜更新分で全ての理由が明らかになりますのでお楽しみに🌟ぜひこのお話の結末を見届けてください🙏🏻毎回コメントありがとうございます🥺 (2022年3月8日 21時) (レス) id: b9d8b91003 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Lala | 作成日時：2021年11月2日 17時
