アジトに潜入 ページ25
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街のはずれにナイトのアジトはあった。天井も床も壁も全部がコンクリートの打ちっぱなし。もちろん灯りなんてなくて視界は真っ暗。やましょーが持ってきた懐中電灯で数メートル先がようやく見える程度。不気味な場所に私達の足音だけが響き渡る。ゆっくり歩いてると不意に背中に何かが当たった。
「ひゃっ、」
慌ててやましょーの腕を掴むと後ろから現れたのは陸。
「…もう、びっくりさせないでよ」
「俺だってAの声で驚いたっつーの」
「ったく、緊張感ゼロだな。静かにしろよ。陸さん、Aのことだけは絶対守って下さいね」
「おぅ、今日は護衛隊長になるって決めたから」
「えぇー、全然頼りになんない」
「は？お前、陸様に向かって――」
「随分と楽しそうだな、俺も混ぜてよ」
真後ろから聞こえた低い声に慌てて振り返ると一気に視界が眩しくなった。
「っ、藤原 樹……」
「どうしたの？こんなとこにわざわざ来るなんて。もしかして奇襲にでも来たつもり？……たった三人で？」
右の口角だけを上げて笑う樹に怒りで全身が震える。どうしてそんな平気な顔してられるの？あんたのせいでっ、ケンちゃんは…。そう思うと体が勝手に動いた。樹に目の前に立つと思いっきり手を振り上げた。…私はコイツを殴ってやんないと気が済まない。
「「…やめろ、A！」」
パシッと頬を平手打ちすると声を出して笑った樹はすぐに私の右手首をもの凄い力で掴んだ。っ、逃げようにも逃げられない。
「Aちゃんさ、どの面下げて俺に会いに来てんの？神谷と別れて川村と付き合ってるんだろ？強けりゃ誰でもいいんだろ、お前」
「っ、」
樹の私の手首を掴む力がどんどん強くなっていく。
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Lala(プロフ) - タムさん» 最後まで読んでいただきありがとうございます。労いの言葉もありがとうございます。タムさんも書き手でいらっしゃったんですね！タムさんのコメントのおかげで執筆意欲が上がっていたのでこちらこそ感謝を伝えたいです。ありがとうございました！ (2022年3月10日 11時) (
レス) id: 7b2010937b (このIDを非表示/違反報告)
Lala(プロフ) - Megさん» 最後まで読んでいただきありがとうございます。幸せだと言って下さると執筆してよかったなと改めて思います。Megさんの更新にたくさん励まされ勝手に勇気をいただいてました。これからもともに頑張りましょうね！またお話読みに行きます♪ (2022年3月10日 11時) (レス) id: 7b2010937b (このIDを非表示/違反報告)
タム(プロフ) - 完結おめでとうございます💐そしてお疲れ様でした☺️私も書き手の時期があったので、最後まで書き続けることの大変さを知っています。だからこそ感謝の気持ちでいっぱいです😢Lalaさんとこの作品に出会えて幸せです💭♡ (2022年3月9日 1時) (レス) id: 2c73cc4c7d (このIDを非表示/違反報告)
Meg(プロフ) - ぬぁ😭やっぱりこの作品好きです！！幸せな時間をありがとうございました！！番外編も楽しみに待っています✨ (2022年3月8日 22時) (レス) @page45 id: cd0d8bd3ad (このIDを非表示/違反報告)
Lala(プロフ) - タムさん» コメントありがとうございます！今夜更新分で全ての理由が明らかになりますのでお楽しみに🌟ぜひこのお話の結末を見届けてください🙏🏻毎回コメントありがとうございます🥺 (2022年3月8日 21時) (レス) id: b9d8b91003 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Lala | 作成日時：2021年11月2日 17時
