二人が出会った夜 ページ17
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毎週金曜は暴走の日だと知ってから、金曜日がやってくるのが待ち遠しくなった。
そして、待ちに待った金曜日。時計ばかり見て仕事にならない私に店長は苦笑い。そんな私を見兼ねて今日はいつもより早く上がらせてくれた。
ロッカールームで着替えてると、イズミから届いたメッセージ。
イズミ今日は暴走ないらしいよ
「え、なんで？」
この日のために1週間バイト頑張ってきたのに。ご褒美がお預けだなんて…。
「……どうしよっかな」
コンビニでシュークリームを買うといつも通り歩道橋の階段を上がった。
イズミまさかのファミレスで陸発見!どうしよう、A!
「…え、」
すかさず、そこに神谷 健太が居るかどうかイズミに電話で確かめるもどうやら神谷 健太の姿はないらしい。
「どこ行っちゃったんだよ、神谷 健太ぁ！」
歩道橋の上から叫ぶと思いの外響き渡った声。
「………誰、お前」
後ろを振り返るとそこにはフードを目深に被った男。夜だっていうのにサングラスをかけていて、一言で表すなら不気味。
固まる私に足音を鳴らして近付くとサングラスをずらした。彫りの深い大きな瞳が私を捉える。
「…俺の名前、叫んでただろ」
目の前にあの神谷 健太がいる。
会いたくて会いたくて仕方がなかった、あの神谷 健太が。今、私をその瞳に映している。
「……お前ナイトか？」
ナイト？…なにそれ。思わず首を傾げる私に「悪い、違ったっぽい」と神谷 健太は再びサングラスをかけた。
通り過ぎていく神谷 健太に声すら掛けることが出来ない。カンカンと階段を下りる音だけが響き渡る。
いいの、このままで？
せっかく会えたのに、このままでいいの？
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Lala(プロフ) - タムさん» 最後まで読んでいただきありがとうございます。労いの言葉もありがとうございます。タムさんも書き手でいらっしゃったんですね！タムさんのコメントのおかげで執筆意欲が上がっていたのでこちらこそ感謝を伝えたいです。ありがとうございました！ (2022年3月10日 11時) (
レス) id: 7b2010937b (このIDを非表示/違反報告)
Lala(プロフ) - Megさん» 最後まで読んでいただきありがとうございます。幸せだと言って下さると執筆してよかったなと改めて思います。Megさんの更新にたくさん励まされ勝手に勇気をいただいてました。これからもともに頑張りましょうね！またお話読みに行きます♪ (2022年3月10日 11時) (レス) id: 7b2010937b (このIDを非表示/違反報告)
タム(プロフ) - 完結おめでとうございます💐そしてお疲れ様でした☺️私も書き手の時期があったので、最後まで書き続けることの大変さを知っています。だからこそ感謝の気持ちでいっぱいです😢Lalaさんとこの作品に出会えて幸せです💭♡ (2022年3月9日 1時) (レス) id: 2c73cc4c7d (このIDを非表示/違反報告)
Meg(プロフ) - ぬぁ😭やっぱりこの作品好きです！！幸せな時間をありがとうございました！！番外編も楽しみに待っています✨ (2022年3月8日 22時) (レス) @page45 id: cd0d8bd3ad (このIDを非表示/違反報告)
Lala(プロフ) - タムさん» コメントありがとうございます！今夜更新分で全ての理由が明らかになりますのでお楽しみに🌟ぜひこのお話の結末を見届けてください🙏🏻毎回コメントありがとうございます🥺 (2022年3月8日 21時) (レス) id: b9d8b91003 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Lala | 作成日時：2021年11月2日 17時
