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俺ヒーローみたいだった? ページ18

「ちょっとお兄さん、なーにしてんの?」


「…いっ、ぶきさん!?」

振り返って驚くAちゃん。

「俺の彼女にさわらないでねっ?」

その言葉にびっくりしちゃったのか、男の手は簡単に剥がれた

つい口走っちゃったけど、彼女なんて。
でも夢は口に出した方が〜とか言うしね


「は?こいつと付き合ってんのかよ?」

男に聞かれてたじろぐAちゃん

「え、あの、う…「てかさ、そんなことお前に関係ないだろー」



「…これ以上Aちゃんにしつこくしたら、本気で容赦しねーぞ」


見下すように睨むと、男はびびった様子で逃げていった。
こんなことするために、わざわざここまで来たのかよ、暇だな〜っ


「あの、伊吹さん、」

「ん?どした?」

「助けてくださって、本当にありがとうございます」

Aちゃんの目に涙が浮かぶのが見えた。

「…泣かないでよ」

身体が勝手に動いて、Aちゃんを抱きしめる

「怖かったでしょ?もう大丈夫だからね」

少しの沈黙のあと

「すみませんでした。彼女だなんて嘘までつかせてしまって…」


「いや全っ然謝んなくていい!」

逆にごめん、って少し思ったけどそれは言わないでおく


「このまま本当に付き合っちゃうー?なんつってー」

Aちゃんは何も言わないけど、ちょっと笑った気がした



「…お財布なくして、よかったのかも」

この街に赴任してきてから、こんなにゆっくり歩くことあったかな

「えっ、なんで?」

「だって、あれがなかったら伊吹さんのこと知らないままだったじゃないですか」

「ははっ、だねー。もし俺がAちゃんのことを知らなかったとしても、助けてたけどね」

「でしょうね、ふふっ」



あの時Aちゃんがそう笑ったのを思い出す。

あー俺、好きだわ。Aちゃんのこと。
テーブルの向かいに座る彼女を見て、今がずっと続いてほしい、と思った。




───────────

たくさんの人に読んで頂き、嬉しいです
ありがとうございます

この話長くなっちゃってすみません



この後どうするかまだちゃんと決めてないのに、
新たに志摩さんシリーズとか
書きたくなってきちゃった、、、


出会い編(回想編?)、一旦終了です!









実はこっそり
リクエストもお待ちしてます〜

考えちゃうよ→←チャンス到来



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設定タグ:MIU404 , 伊吹藍   
作品ジャンル:恋愛
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チェリー(プロフ) - はじめまして。リクエストしてもいいでしょうか?伊吹が主人公にプロポーズする話をお願いします。 (2020年10月22日 20時) (レス) id: 3bf9690769 (このIDを非表示/違反報告)
ニコ(プロフ) - 初めまして。いつも楽しく読ませてもらっています。質問してもいいでしょうか?死ネタは書くことができるでしょうか? (2020年10月22日 14時) (レス) id: 4a11be0ec9 (このIDを非表示/違反報告)
りり(プロフ) - こなさん» こなさん、リクエストありがとうございました!書くのが遅くなってしまって本当にすみません!楽しんでいただけると幸いです。 (2020年9月25日 15時) (レス) id: 9d1fcda077 (このIDを非表示/違反報告)
こな(プロフ) - リクエストお願いいたします!捜査依頼で彼女が英語を話すはなしを。、 (2020年9月14日 19時) (レス) id: 3a7ce308f1 (このIDを非表示/違反報告)
りり(プロフ) - こなさん» わああ嬉しい( ; ; )ありがとうございます!リクエスト、お待ちしています! (2020年8月24日 7時) (レス) id: 9d1fcda077 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:りり | 作成日時:2020年8月16日 22時

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