五話 ページ8
更に更に、幸か不幸か私の席はチーノさんと隣。ショッピさんとは斜め左側の位置付けになっていた。
「いやー、助かったわ！ありがとな。
てか席隣やろ？奇跡やん」
「Aさん、ありがとうございました」
『いえいえ。困ってたら助け合わなきゃいけないから。
私も有り難う。案内してくれて』
席に座ってからも気さくに接してくれる彼等に私の方こそ頭が上がらない。
「あ、なあなあ。もし良かったら、Aって呼んでもええ？
てか、友達やし呼びたいわ」
「俺もいっすか？」
『友達.....うん！いいよ。』
急な友達宣言が嬉しくて顔が赤くなってしまう。
凪君、私友達が出来たよ。
ちょっとはしゃぎすぎか？私、
『えっと、じゃあ私も呼び捨てで呼んでも、いいかな......』
「！ええよ、当たり前やん！友達なんやから」
『あ、ありがとう！
ふふ。よろしくね、チーノ、ショッピ。』
「！おん」
「よろしくです」
笑顔が眩しい。
呼び捨てで呼べる友達という関係に舞い上がってしまいそうになる。
「そろそろ入学式が始まります！入場するので廊下に出てねー！
トイレとかに行きたい人は先行けよー」
お喋りの途中だったけど、先生のその言葉で恥ずかしくて下を見ていた目線を上げた。
けど、何故かチーノの顔が少し赤く椅子から立たずに固まっていた。
『？チーノ、どうしたの？』
「っあ、何でもないで！行こか」
私が聞くとすぐに椅子から立って廊下に出たけど、もしかしたら体調が万全じゃないのかも知れない。
後で聞いてみよう。
あ、でもその前にお手洗い行っとこう。
‖WC‖ヽ(^^ゞ。。。。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿
「チーノさん、何顔赤くしてんすか。」
「いや、俺も分からへん。
Aが笑ったときにな、心臓がきゅってなったんよ。」
「心臓の病気とか？」
「えっ、死ぬやんけ。
でも痛いっちゅうか何か、幸せ！みたいな感じに似とんねん」
「いじめられたくなったんすか？Aに。
何かある種のMにでも目覚めたん？」
「俺そんな性癖ないわあ」
「まあ病院行った方がいいんじゃないっすか？
今はまず入学式ですけど」
「行っとくかなあ......」
『二人とも、何の話〜？』
「チーノさんの性癖っす」
「ちゃうわ！」
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お星 - うわーすごいいい話じゃないですかぁ（泣）体に気をつけながら頑張ってください''い''（泣いています） (2020年7月19日 21時) (
レス) id: 7b09c37ff3 (このIDを非表示/違反報告)
雨桷(プロフ) - あああ泣かないで下さい（泣）過去編が上手くまとめられなくてどうしようと思ってたのですがそう言ってくれる方がいて嬉しいです( ；∀；)これからも頑張ります！ (2020年4月30日 19時) (レス) id: 74dfe25e8a (このIDを非表示/違反報告)
あんり - う゛う゛う゛(泣)感動しました...過去編とかまーじで涙腺ガバガバでしたわ...更新無理せず頑張ってください！ (2020年4月30日 9時) (レス) id: 4620368618 (このIDを非表示/違反報告)
雨桷(プロフ) - 眠い日とさん» コメントありがとうございます！全部が好きなんて嬉しいお言葉で照れますね！影の藻って、マニアックな場所にお隠れになっているようなので私も今からそちらに走っていきますので少々お待ちを！ (2020年4月28日 9時) (レス) id: 74dfe25e8a (このIDを非表示/違反報告)
眠い日と - コメント失礼しますこの作品すごく面白いですね！語彙力がないんで細かく言えないですが、全部が好きです！これからも無理せず頑張って下さい！自分は影の藻から応援してますので！ (2020年4月27日 22時) (レス) id: 135cca5399 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雨桷 | 作成日時：2020年3月31日 11時
