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息を奪うような深いキスに翻弄される中、頬に添えられていた手はゆっくりと服の中へ入ってきて、恐怖が芽生えた。
「はぁっ、やだっ、離してっ！」
「泣かないでよ」
「こんなのやだっ、離してよ、」
「離さないって言ったじゃん」
「お願い、ひかるのこと嫌いになりたくない」
「っ、俺はもうAのこと嫌いになりたいよ！好きになってくれないなら、嫌いになってほしい、」
「ひかる、」
「俺のこと嫌いになって、頭の中俺でいっぱいになればいいよ。一緒になれないら、憎まれた方がマシだよ」
「っ、そんなこと言わないで、」
「A... お前のこと好きすぎて、俺、おかしくなりそう...」
「...ひかる」
「俺が嫌なら、俺から離れたいなら殺 してよ...ねえ、殺 してよ、A…Aに愛されないなら、もう生きてたくない…」
「そんなこと言わないで、お願いだから、」
ポタッと頬に何かが降ってきた。それがひかるの涙だと認識した途端、胸の奥が痛く締め付けられた。抑え込まれた腕を動かせば、力が緩んだひかるの手から抜け出せた。私の手は、涙を流すひかるの目元に触れていた。
「A…俺を、愛してよ、Aに愛されたい…」
「…私、ひかるのこと気になってたよ…でも友達として仲良くなれたから、友達でいなきゃって、」
「待ってよ、それ本当？俺のこと、気になってたの…？」
「うん、」
「っ、A、愛してる…俺の彼女になってほしい」
「…うん、ひかるの彼女になりたい、」
「……はぁ、…俺らバカだね…もっと早くちゃんと言葉にしてれば良かった」
「ほんとだね」
ひかるの目がふにゃりと糸のように細められて、優しい笑みをつくった。コツンとおでこがくっつけられる。恐怖はもう消えていた。
「ねえ、約束して？俺以外の男とふたりで会わないって」
「ふっかは？」
「絶対だめ！」
「もし、ふっかとふたりで会ったら？」
「しぬ」
「っ！？」
「それは嘘、半分冗談。でもふたりで会ったら、ふっかだろうが誰だろうが、俺そいつのこと殴っちゃうと思う」
「！？、あははははっ、もちろん、ふたりでは会わないよ〜」
「たぶん、俺死ぬほど重いと思うけど、Aのこと大切にするから」
愛しいものを見つめるような優しい眼差しで、発せられた言葉に戸惑いつつも、彼から落とされる優しいキスを受けとめた。
こうして、私は死ぬほど重い男の彼女になりました。
.
終わり
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関西弁大好き - 続き見たいです❗楽しみに待ってます❗お体に気をつけて頑張って下さい😆🎵 (10月24日 0時) (
レス) id: dc054cb4c4 (このIDを非表示/違反報告)
EM(プロフ) - 林檎さん» コメントありがとうございます。ラウさんガッツポーズしてると思います！ (6月17日 13時) (レス) id: 3626747921 (このIDを非表示/違反報告)
林檎(プロフ) - ラウにおちました (6月16日 17時) (レス) @page19 id: 84e97ac5a3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：EM
| 作成日時：2022年9月19日 12時
