ジェットコースター ページ22
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都内の某高級ホテルのラウンジのテラス席に通されて、彩り豊かなイタリアン料理が目の前に並んだ頃には日が沈んで、すっかり夜になっていた。
キラキラ光る東京の夜景に自然と心が躍る。
「綺麗だねっ！」
「ふふっ、もう10回は言ってるよ」
「何度だって言いたくなるの！」
「ふふふっ、喜んでくれて良かった」
「お料理も全部美味しかったし、デザートのジェラートも最高だったし、夜景はこんなに綺麗だし連れてきてくれてありがとうっ」
「どういたしまして」
嬉しそうに微笑むきょもはなんだか、さっきまでの我儘坊ちゃんとは別人みたいにスマートで。急にそんな一面見せられると、ドキドキしてしまう。
「ふふっ、なに？俺に惚れちゃった？」
「はいっ！？そんなわけないでしょ！」
「なぁ〜んだ、残念っ」
くすくす笑いながらからかってくるきょもはやっぱり普段とどこか違くて心が落ち着かない。
「…そろそろ行く？部屋からの夜景も綺麗だよ」
じっ、と私を見据える瞳に色んな感情が浮かんで見えて、胸の奥がドキッとした。この人は誰…？ほんとにきょもなの？
「Aの嫌がることはしないから安心して。…その気にさせちゃうかもしれないけど」
「っ、」
ブーブーブーー、
「っ！、…あ、マネージャーさんから、」
きょもの醸し出す空気に飲み込まれそうになった瞬間、スマホが震えてハッとした。
「はい、」
マネ「もしもし、Aさん今どこですか？」
「え？どうしたの」
マネ「滝沢さんが今すぐAさん連れてくるようにって！これから迎えにいくので！」
「え、何かあったの？」
マネ「詳しいことは僕も分からないですけど、多分、滝沢さんキレてます…！」
「えっ！？」
マネ「とにかく今すぐ迎えにいくので、」
「今きょもといるんだけど、きょもも？」
マネ「いえ、今回はAさんだけで！他のメンバーは同行させないようにって滝沢さんが」
「、わかった」
通話を切ると一気に体温が下がっていく。
滝沢くんがキレてる…？
まって… 何かやらかした……？
「A？」
「ごめん、きょも、マネージャーさんが今から迎えにくるって。折角お部屋取ってくれてたのにごめん、」
「えっ、なんで？いや、あとで聞けばいいか」
「呼ばれてるの私だけなんだって。他のメンバーは同行しないようにって滝沢くんが言ってるみたい…」
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mikantoamechan(プロフ) - 本当に面白かったです！またこのような柵はや期待してます！ありがとうございました！ (2021年2月10日 3時) (
レス) id: a4d02bfd84 (このIDを非表示/違反報告)
inti723(プロフ) - 完結おめでとうございます！嬉しいけど完結が寂しいそんな作品でした。きょもとの結末も、と考えてしまうのでいつかこんなに愛してくれるきょもと結末を迎えるお話をお待ちしております(^^) リクエストなんですが、じゅりと結婚前のラブラブデートと樹の嫉妬見たいです (2020年10月16日 22時) (レス) id: 90f0d13157 (このIDを非表示/違反報告)
PaSO(プロフ) - 完結おめでとうございます！大好きな作品の完結、おめでたくも寂しくもあります。樹だったんですね！きょもちゃん推し（EMさんが魅力的に描かれる故に余計）寂しいですが、最後まで愛らしい彼でより一層好きになりました！番外編も楽しみにしてます！ (2020年10月16日 21時) (レス) id: 530e139599 (このIDを非表示/違反報告)
aena562(プロフ) - まさかの樹でした！！！でも樹との完結の仕方も大好きです！！！これからも楽しみにしてます^^お疲れ様でした！ (2020年10月16日 18時) (レス) id: 0ec9d277d7 (このIDを非表示/違反報告)
えな(プロフ) - お疲れ様でした！とても楽しかったです！！大好きなお話です！また読み直します (2020年10月16日 18時) (レス) id: dc9b401a24 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：EM
| 作成日時：2020年9月22日 13時
