閣下降臨 - Taiga ページ1
Taiga side
「わたし、紫耀と付き合ってたの」
「別れて何年も経つし過去の事だから」
「今はただの友達だよ」
Aの口から発される言葉は鋭いナイフのように俺を突き刺した。
ずっと知りたかったけど、本当は知りたくなかった。
Aの唯一の元カレの存在に俺はどれだけ苦しめられてきたか。
見えない手に首を絞められているかのように息がしづらい… くるしいよ、A…
ジェ「いや〜びっくりしたよ〜！慎太郎はなんで知ってたの？」
慎「うん、俺、紫耀と仲良いじゃん？偶々最近聞いてさ。でも紫耀は言うつもりなくて、偶々口を滑らしたから知ったって感じで」
樹「今はあいつのことどう思ってるわけ？」
「どうって、」
樹「ていうか、本当はまだ続いてるんじゃねぇの？」
「、ないから」
樹「今、目、揺らいだ。なぁ、続いてんだろ？」
「違うってば、」
慎「ちょ、樹、やめなよ！」
ジェ「樹、落ち着けって」
Aを責め立てるように追い込む樹を宥めようとする慎太郎とジェシーを俺はただ黙って見ていた。
樹「ずっと隠してたくせになんで今更話すわけ？まだ続いてて、俺らに認めてほしいからなんじゃねぇの？なぁ？大体、慎太郎だって、俺が知ったらどうなるか分かってたよな？」
「この流れで何も言わない方がおかしいでしょ？それにたろちゃんを責めないでよ！たろちゃんは何も悪くないんだからっ」
慎「ごめん、俺が言わなければ、」
樹「俺は誰が悪いとか言ってねぇよ！でも、Aは全然分かってねぇから言ってんだよ！」
ジェ「樹、そんな言い方、」
樹「なぁ、Aのマンションに紫耀が引越したんだろ？それっておまえと紫耀がまだ続いてる証拠じゃねぇの？」
「ちがっ、」
樹「より戻したんだろ？」
「ちがうよ！樹がどれだけ疑おうと、今話したことが事実だよ！もうこれ以上話すことなんてないっ！」
樹「おい、まだ終わってねぇ！」
楽屋から出ていこうとしたAの肩を掴んで壁に押し付ける樹は嫉妬で狂った男の表情をしていた。
強く壁に押し付けられた痛みでAは顔を歪ませてるのに、俺はただそれを黙って見るしかできない。
「った、やめて、」
北「…樹、もうやめろ。…おまえ、嫉妬したからって、Aに当たるなよ」
樹「…は？」
北斗が樹とAの間に入るように立った。
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mikantoamechan(プロフ) - 本当に面白かったです！またこのような柵はや期待してます！ありがとうございました！ (2021年2月10日 3時) (
レス) id: a4d02bfd84 (このIDを非表示/違反報告)
inti723(プロフ) - 完結おめでとうございます！嬉しいけど完結が寂しいそんな作品でした。きょもとの結末も、と考えてしまうのでいつかこんなに愛してくれるきょもと結末を迎えるお話をお待ちしております(^^) リクエストなんですが、じゅりと結婚前のラブラブデートと樹の嫉妬見たいです (2020年10月16日 22時) (レス) id: 90f0d13157 (このIDを非表示/違反報告)
PaSO(プロフ) - 完結おめでとうございます！大好きな作品の完結、おめでたくも寂しくもあります。樹だったんですね！きょもちゃん推し（EMさんが魅力的に描かれる故に余計）寂しいですが、最後まで愛らしい彼でより一層好きになりました！番外編も楽しみにしてます！ (2020年10月16日 21時) (レス) id: 530e139599 (このIDを非表示/違反報告)
aena562(プロフ) - まさかの樹でした！！！でも樹との完結の仕方も大好きです！！！これからも楽しみにしてます^^お疲れ様でした！ (2020年10月16日 18時) (レス) id: 0ec9d277d7 (このIDを非表示/違反報告)
えな(プロフ) - お疲れ様でした！とても楽しかったです！！大好きなお話です！また読み直します (2020年10月16日 18時) (レス) id: dc9b401a24 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：EM
| 作成日時：2020年9月22日 13時
