許可が必要です ページ12
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俺を好きになってもいい。
許可してやる。
「廉さんっ！」
「んははははっ、恥っず！」
「廉さんかっこいい！！」
「んははっ、はい、もうおしまい！まじで恥ずいから！」
『美男ですね』の動画を映し出してた画面はプツッと真っ暗になった。真っ黒なタブレットの画面に映るのはあれから大人らしくなった廉と美男。
「Aは恥ずかしくないわけ？」
「まぁ少し恥ずかしいけど、それ以上に懐かしいなぁって、ふふふっ」
「えーと、8年前だから… 俺が21歳で、Aが16歳か！若かったなぁー」
「8年前かぁ…もうそんな経つなんて… あー」
「んふふっ、なになに？どした？」
「いやぁ、私、ちゃんと成長できてるのかなって。もう24なのに大人らしさ皆無…」
「んははっそうだねぇ、でもこうしてお酒を交わすようになったし、立派な大人の女性になったよね。中身はまだまだクソガキだけど」
「…褒められた気がしないよ」
「褒めてるよ？ほら俺、Aのことはよーく知ってるからね〜」
「私だって玉ちゃんのことよーく知ってるからね〜」
「んははっ ま、俺ら親友だしね〜」
「ねぇ〜 って、何この女子なノリ」
「仕方ないよ、俺って可愛くなっちゃうじゃん？」
「29歳痛いぞ」
「うるせっ」
くしゃっと笑ってグラスを傾ける玉ちゃん。
その仕草は8年前と変わらない。変わったのは私たちの関係性。
8年前、初めてのテレビドラマ出演作でヒロインという大抜擢に加えて、先輩であるキスマイの玉森くんの相手役という非常に責任重大な役割を担うことになった私は、それはもう生きた心地のしない日々を生きた。
初めての演技に監督からダメ出し連発で、私は役者に向いてないんだ、と落ち込んで項垂れた。…項垂れる私の隣で同じ様に項垂れていたのが、主演の玉森くんだった。主役とヒロインが揃いも揃って無様で、哀れだっただろう。でも、私たちの間にはゆっくりと絆が芽生え、それは確かなものに育っていった。
顔合わせやクランクインでは挨拶程度の会話しかなかった私たちは、クランクアップを迎える頃には、「A」「玉ちゃん」と呼び合って泣きながらハグ交わす仲になっていた。
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andy(プロフ) - いつも楽しみにしています。完全なる樹くん推しです。結ばれたら幸せです！！ (2019年8月28日 0時) (
レス) id: 91e59cd3ba (このIDを非表示/違反報告)
しょあ(プロフ) - 紫耀くんうれしいです！続き気になります！ (2019年8月14日 1時) (レス) id: 7346e0709a (このIDを非表示/違反報告)
あ(プロフ) - 紫耀くん！続きが楽しみです(〃ω〃) (2019年8月14日 1時) (レス) id: c8de50d240 (このIDを非表示/違反報告)
りんご(プロフ) - ここで平野紫耀がくるのか！！とニヤニヤしてしまいました！！続き楽しみにしてます！！！ (2019年8月14日 0時) (レス) id: 5b1e780a68 (このIDを非表示/違反報告)
mlmi - すのすとデビューほんとうにおめでたいです（ ; ; ）そして深澤くんに美味しい展開、、嬉しすぎてびっくりしてしまいました。最高じゃ言葉が足りないくらいです〜（ ; ; ）紅一点の作品の中で彼女は愛され体質が1番好きな作品です！これからも楽しみにしています。 (2019年8月9日 12時) (レス) id: 6f29b5da89 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：EM
| 作成日時：2019年7月13日 14時
