女の子4 ページ24
数分後、扉が開く音がして布団から顔を出す
だる「できたで」
『ありがとう〜』
可愛らしくお盆に乗せて来ている
お盆の上にはお粥、スプーン、水、薬が乗っていた
『食べていい？』
だる「ええよ、不味かったらごめんな？」
不味くてもいいよ、作ってくれたことが嬉しいもん
『いいよ、不味くても食べるわ』
お粥を口に含む、味は薄いが不味いことは無い
だる「んで、味はどう？」
『味は薄いけど不味くはない、美味しいよ、ありがとうな、だるま』
だる「味薄いんやったらまずいやんけ！」
『いや！ほんまに美味しいって！ていうか作ってくれたことが嬉しいから正直味とか関係ない』
私は思ったことを口にした
だが、その後後悔した、体調を崩すと素直になってしまうの辞めたい、恥ずかしい
だる「んふふ〜、可愛ええなぁ」
笑う、変態
『可愛くない』
だる「Aはいつでも可愛ええで」
なんてそんな恥ずかしい言葉をよく堂々と言えるのだろうか不思議でたまらない
『お粥、食べ終わった』
少量でちゃんと食べきることが出来た
体調を崩している時は少ない量が本当にちょうどいい
だる「じゃあ薬のんで寝ときな？」
そういい薬を差し出してくるだるま
私はそれを受け取り流し込む
それを見ただるまは出ていこうとする、が何故か私の手がだるまの腕を掴んでいた
だる「どしたん？」
この先に言ってしまうであろう言葉がとても恥ずかしい、だが、素直になれるのは体調崩した時だけ、直したいって思ったけど逆にこの時だけにしか甘えることの出来ない自分をもっと有効活用するべきでは？と思ってきた
私は勇気を出して言う
『行かんといて、さみ、しい』
恥ずかしくて途切れ途切れにはなるは最後は声が小さくなっていくわで届いたか不安だったがちゃんとだるまには届いていたらしく速攻私のいる布団に潜ってきた
『うおっ！』
びっくりして可愛げのない声で驚いてしまう
だる「可愛いなぁ…さっきの叫び声は可愛ないけど」
うるさいなぁ、びっくりしたんだよ！
だる「ギューしてねよな」
そういうだるまにドキドキしてしまっている自分がいる
『うん、』
だるまに抱きしめられて寝る
抱きしめられて寝ているからなのか暖かい心地よい感覚と薬の副反応で眠気が最大限に達していた
だるまが看病してくれたから治るの早いだろう
という謎の自信と共に意識を手放した
次の日体調は良くなり生理もマシになった
が、今度はだるまが体調不良になったのはまた別のお話
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 889人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「CR」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
KURO(プロフ) - bonさん» 報告ありがとうございます！訂正させていただきました。 (2021年11月28日 13時) (
レス) id: 8437d89971 (このIDを非表示/違反報告)
bon - 報告必要なかったらすいません。多分Uberのことだと思うのですが、アーティストのUVERになってました。 (2021年11月27日 23時) (レス) @page6 id: 3223bdd294 (このIDを非表示/違反報告)
あ - めっちゃ好きです。 (2021年10月21日 7時) (レス) @page29 id: 03af4fb6da (このIDを非表示/違反報告)
ゆな (最強)@さぶ垢 - うわああ好きです！！！ただただ好きです！！(え？)無理しない程度で更新頑張ってください、応援してます！！ (2021年9月23日 12時) (レス) @page20 id: 90fb24ada6 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：KURO | 作成日時：2021年9月8日 7時
