お隣さん28 ページ30
だるまくんと昔の話に花を咲かせているといつの間にか味噌汁を飲み終えていた
『だるまくん、お味噌汁ありがとう、美味しかったよ』
「おう、薬持ってくるわ」
そういい席を立つだるまくん
だるまくんって今彼女いるのかな…
そう聞こうと口が開きかけるが聞いていいことと悪いことがあるよな…と思い、咄嗟に口を閉じる
「ほい、あとこれ荷物も、今日はゆっくりしとき」
『うん、ありがとう』
ほんとに感謝してもしきれないな
私はそう思い薬を飲む
『だるまくん、ほんとにありがとうね、今日はもう帰るよ』
そういい私は立ち上がる
ちなみに、せめて洗い物だけはしようとしたらそれすらも止められた
「なぁ、A」
『どうしたの？』
「仕事、しんどかったらいつでも休みや？嫌やったらちゃんと嫌っていい？Aは優しいし頑張り屋さんやけど断ることも大事や、俺Aに昔みたいな思いしてほしないから」
そう言いながら私の頭を撫でるだるまくん
何故か涙が出てきてしまいそうになる
美沙に言われるのとはまた違うくて、美沙が撫でてくれる手とは全然違くて
優しくて、暖かくて…
「A？なんで泣いてんの？」
涙を指でとってくれるだるまくん
ダメだ、このままじゃ自分の気持ちが抑えきれなくなってしまう
『ごめんね、だるまくん、今日はほんとに、ありがとう、だるまくんの言ってくれたことちゃんと覚えとくね、じゃあ、帰るね、』
私はそう言い逃げるようにだるまくんの家を出た
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KURO(プロフ) - あるとさん» コメントありがとうございます！こちらこそ読んでいただき本当にありがとうございました(｡ᵕᴗᵕ｡) (2021年12月26日 10時) (
レス) id: 8437d89971 (このIDを非表示/違反報告)
あると(プロフ) - 完結おめでとうございます！楽しく読ませていただいてました！CR関係の小説が少なく大変ありがたい限りですm(_ _)m (2021年12月24日 16時) (レス) @page44 id: 8a9696ac22 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：KURO x他1人 | 作成日時：2021年12月6日 22時
