別れた彼氏とお隣さんになりました［完結］

お隣さん26 ページ28

「なぁ、俺とAが初めて知りあったきっかけ覚えてるか？」

突然そんなことを聞いてくるだるまくん

『高校生の頃の話だよね？確か1年の夏』

私がそう言うと無言で頷くだるまくん

『それがどうしたの？』

疑問に思ってだるまくんに聞くと

「あの時もAは無理してた、大丈夫って」

あの時って…確か…



















〜高校時代〜

『やめて、！やめてよ！』

「なぁに？よく聞こえなぁい？」

「ブスのくせに私の彼氏に手ぇ出すなよ」

「ねぇ、この綺麗な綺麗な髪切ろうか？邪魔でしょ？」

『やめて！痛いｯ､』

ﾊﾟｻ…

「はい、髪の毛のカット終了でーす、いいかんじになったんじゃない？w」

最悪だ、痛いし髪は切られるし
もう私にはどうすることもできない…

「おい、お前ら何やってんねん」

「だるまくん！？なんでここにいんの？」

「そんなんどうでもええねん、そいつ痛い言うてるやん、辞めたれや」

「だって！だるまくん？私の彼氏に手ぇ出したんだよ？」

「いやそれ逆な？お前の彼氏がこいつに手ぇ出したねん勘違いもええ加減にせぇよ、そんなんやから彼氏離れてくねん」

え、何この人…もしかして、私のこと助けようとしてくれてんの…？

「ｯ､もういい！行こ？みんな！」

そういい去っていくいじめっ子たち

「大丈夫か？って…大丈夫ちゃうよな」

『えと、いや、大丈夫、です、あの、助けてくれてありがとうございました』

私はそういい逃げるようにその場から離れた

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