お隣さん25 ページ27
私は早く自分の家に帰ろうと立ち上がろうとすると、ズキっと頭が痛む、それと同時にふらついてしまう
何やってんだ昨日の私…流石に飲みすぎだろ…
「A!?大丈夫か?」
『うん、大丈夫だよ、ありがとう』
そういい私が部屋を出ようとするとだるまくんが
「いやいや、いくら隣と言えどその状態では帰されへんわ…Aが大丈夫でも俺が心配や、薬とかインスタとやけど味噌汁とかあるから飲んで行ったら?」
だるまくんの優しさは昔から変わらないな
『じゃあ、お言葉に甘えようかな』
自分でもわかる、この状態で家に帰ったら玄関先でぶっ倒れてしまう、と
だるまくんの優しさにいくら甘えれば気が済むんだよ、私は
だるまくんに案内してもらったリビングに行き座る
直ぐに水を出してくれたので有難くその水を1口飲む
美味しいな…
水がこんなにも美味しいと感じれる日が来るのか
私はそう思いながらインスタントの味噌汁を作るだるまくんの後ろ姿を眺める
「はい、熱いから気ぃつけてな」
そういう一言一言にも私の胸をドキリとさせる
自分のこの感情にはとっくに気づいている
でも、その気持ちには蓋をしないといけない
この気持ちは墓場まで持っていくつもりだ
『ありがとう、だるまくんは昔から変わらないねほんとに優しい』
気づいたらそう口にしていた
すると前に座ってただるまくんが少し怒った口調で
「Aもなんも変わっとらん、大丈夫やないのに大丈夫って言うし無理するし」
そういうだるまくんに私は驚いてしまった
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KURO(プロフ) - あるとさん» コメントありがとうございます!こちらこそ読んでいただき本当にありがとうございました(。ᵕᴗᵕ。) (2021年12月26日 10時) (レス) id: 8437d89971 (このIDを非表示/違反報告)
あると(プロフ) - 完結おめでとうございます!楽しく読ませていただいてました!CR関係の小説が少なく大変ありがたい限りですm(_ _)m (2021年12月24日 16時) (レス) @page44 id: 8a9696ac22 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:KURO x他1人 | 作成日時:2021年12月6日 22時