別れた彼氏とお隣さんになりました［完結］

お隣さん18 ページ20

『だるまくん、どう？美味しいかな？』

だるまくんを家に招いてカレーを出す
美味しいかどうかを聞くと

「美味すぎて言葉出てこやん…」

なんて大袈裟すぎることを言うだるまくん

『大袈裟だよ』

そう笑いながら言うと

「大袈裟ちゃうって！これガチ！」

と、相変わらずの声量で私に言うだるまくん
まぁ、喜んでくれているのなら良かった
そう思い、私もカレーに手を付ける

うん、自分で言うのもなんだけど美味しいなカレー

「Aって普段から自炊してんの？」

『ううん、普段はコンビニとか出前だよ、だるまくんが連絡先聞きに来た日あったでしょ？その日タイミングよく定時で帰れた日でさ、久しぶりにスーパーに寄って色々と材料買ったの』

「あの日は確かオムライス作ってくれたよな？あれもめっちゃうまかった」

『ほんと？なら良かったよ』

そう、他愛のない話をしながらご飯を食べる
日頃、誰かとご飯を食べながら会話することなんてないから自然な感じがするし、楽しい

『これからもたまにで良いから食べてきてよ、あんまりいい食生活おくれてないんじゃない？』

と、気づいたら私はそう口にしていた

「え？いいんか？」

そう聞いてくるだるまくん、私から言い出したんだ、もうあとには引けない

『うん、大丈夫だよ、だるまくんが良ければだけど』

そう言うとだるまくんは

「じゃあ、また食べに来るわ！Aのご飯マジで美味いから毎日でも食いたいわ」

「毎日でも食いたい」その言葉にまたキュンとしてしまう

あ〜、ダメダメ
私は今仕事に忙しいの、だるまくんは友達
変な気持ち抱いたらいけないんだから

私は自分にそう言い聞かせ、カレーを1口食べた

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