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(視点:黛灰)
Aに俺のって印がいっぱい付けられた
それだけでもう嬉しい
「まゆ。俺にやるのは間違ってない?」
急にそんなことを言い出した
別に間違えてるわけじゃないし
黛「間違ってない」
間違えるわけない
だって
黛「Aが好きだからやってるだけだし」
「……は?」
そう言ったらAは少しよくわかんないと言った顔をした
でも少し頬が赤くなっているのを見ると
可愛らしくてもっと意地悪したくなる
でもこれでまだ抑えてる方
早く俺の気持ちを理解して欲しい
それにAが俺のことが好きなのかが気になる
もちろん恋愛として
黛「Aは俺のこと好き?」
そう思ってAに聞いた
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好きの意味がよくわかんなかった
好きには色んな意味がある
友達としてとか恋愛としてとか
友達として好きだとしてもこれが友達にやること?
訳の分からなくて混乱する
それと同時に不意に鼓動が早くなっていることに
気づいた
なんで?
黛「Aは俺のこと好き?」
そんなことを言われた
好きなのは好きだけどどっちとして聞かれてるのかが
わからなかった
でも確実に俺は両方の意味で好きなんだと思う
だってまゆは唯一安心出来るし信頼出来る相手
そしていつの間にか好きになっていた相手だから
「俺は…好きだよ……」
まゆの方を見るとなんか聞きたそうだった
でも何となく内容はわかる
「……友達としてもあるけど恋愛的な意味でもね」
黛「ッ……」
そう言うとまゆは急に抱きついてきた
黛「ほん…と……?」
「うん」
黛「嘘じゃない?」
「嘘じゃない」
すると急に抱きしめる力が強くなった
「まゆ?離してもらいたいんだけど……」
黛「もう少しだけ…」
「…はいはい」
もしかしたら俺がまゆを好きになる前からまゆの方が
俺を好きだったのかなって思った
時々見せるまゆの行動が俺より年下なんだなって
感じさせる
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作者名:零雨 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/personal.php?t=amayu0928
作成日時:2022年4月20日 10時