みっくんと浅草。 (ページ5)

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「おまたせ、トイレ混んでて…」

『大丈夫だよ』

「ちょっと、この看板なに？笑」

『ん？あぁこれね！A待ってるのに目印になるもの探したんだけどなくてさ笑』

「いやいや他にもあったでしょ笑」

＂猫に餌を与えないで下さい＂

ちょっとのびのび成長させすぎかな、笑

いつもみっくんのことをバカだとか子供だとか言うけど

最近はどうも違うらしい

『え〜と、次はどこ行く？』

「そろそろ休憩したいかな」

『じゃあどっかお店探そう』

私が誘ったのに気づけばみっくんのペースだし

雷門をくぐり脇道に足を踏み入れると

みっくんはさりげなく車道側に移動してくれる

今までそんなの気にもしなかったのになぁ

「この辺は来たことないね、調べてみようか」

『そうだね。…あっ待って！俺が調べる』

これもそう、ずっとスマホを触らせてくれない

こないだリスナーさんからリプが来ると気になっちゃうって喋ってたの聞かれてたかな

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(数年前の取材)

記者『アバンティーズの中で気遣いが出来るのは誰ですか？』

『『『『A』』』』

「んーりっくんですかね笑」

記者『Aさんは紅一点的存在ですが、1番紳士的なメンバーはいますか？』

「紳士的ですか？そんな人いないですよ笑
あ！でもえいちゃんは私の知らないところで色々やってくれているみたいで…」

そ『俺だってやってんだろ笑』

え『Aが言ってるんだからそうに決まってるだろ。はーい、そらくんはお口チャックしましょうかぁ？』

「あはは、すいません…笑
4人とも優しいジェントルマンです」

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そうは言ったものの＂みっくん×紳士的＂なんてあの頃は想像もできなかった

だけどいま私の目の前にいるみっくんは·····

『あれ現在地どこだ？この建物がこっちで…』

「どうしたの？」

『なんか方向わからなくなっちゃった笑』

「どれどれ。こっち向きじゃないかな？」

『それだ！助かったぁ』

「いいえー、お店近そうだから早く行くよ」

『ちょっと走らないで！転んじゃうよ』

少し頼りないけど紳士的でかっこいい
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けれど4年経った今では_