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『平日なのに結構人多いね』
「そうだね、お参りいく?」
『んー。あ、待って!ちょっとお腹すいちゃった笑』
「朝起きてくれたら朝ごはんあったのに笑 じゃあそこの屋台見に行こうか?」
『うん!何があるのかな…て魚の匂いする』
「あっ見て、鮎売ってるよ」
『ほんとだ!あれ食べようよ、ね?』
お菓子をねだる子供みたいな目で見ないでよ、笑
あっ屋台のおじさんの目付き悪いじゃん
こっち見てる…めっちゃ怖い
「…他のお店も見に行ってみようよ」
『なんでよ、美味しそうじゃん』
「そうだけどさ…」
『わかった!あのおじさんのこと怖いとか思ってるんでしょ?
大丈夫だよー優しそうじゃん笑』
そう言いながらみっくんはどんどん屋台に近づいていく
私のこと馬鹿にするけど、人見知りなくせに
『2個ください』
「はいよー」
みっくん、魚は何個って数えないよ、笑
怖いおじさんも笑っちゃってるし
時々みっくんの笑顔にはなんかパワーがあるんじゃないかって思う
学校のテストはダメダメなのに笑った顔はいつ見ても100点だなあ
『はい、どーぞー』
「ありがとー。美味しそうだね」
『でしょ?』
「魚で思い出したんだけど、fisher'sとコラボするんだっけ?」
『そうだよー笑 またお汁ちゃんと会える!』
「ほんとにシルクさん好きだよね」
『めっちゃいい人だもん笑
それにさ?····· 』
「そうなの?すごいね笑笑」
みっくんとはくだらない話でも笑いが絶えない
あの時もそうだったか、なんて思ったけどいつもだよね
『A…ねえA!聞いてる?魚食べないなら食べちゃうよ?』
「やだ食べます」
つい顔に見とれてて、なんて言ったらみっくんはもっと笑ってくれるかな
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昔から笑顔が満点のあなた。_
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作者名:アマヤドリ | 作成日時:2019年4月1日 23時