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「つりめくーん、ちょっといいですか」

『急になに?改まっちゃって笑』

「えっと、あのー、一緒にお出かけしない?」

そ『おい、デートかよ!俺らも誘えよ!!』

「うるさいっばかちぃ!!」

え『へぇ、俺とは遊びに行ってくれないのに。…まあ行ってきなよ』

「うっ…それは…」

り『ちょっとふたりとも!編集はやっておくから大丈夫だよ。いってらっしゃい』

「りっくん…!ありがとぉ〜」

『あはは笑 みんなAのこと大好きだからね。
じゃあ準備してくる』

「え?……あっ、私も!」



最近は編集がたまってたりイベントの打ち合わでなかなかお休みが無かった

特にみっくんはいつも私のサポートしてくれているから人一倍迷惑もかけちゃってる訳で…

だから今日は感謝も込めてリフレッシュしたいな、なんて



『お待たせ〜 行こっかっ!』

「…うん」

『2人でどっか行くの久しぶりだね』

「確かにそうかも」



いつもその辺にある洋服を適当に着てるくせに
こういう時だけオシャレなんだよね、罪なヤツ



『ところでさ今日どこいくの?ノープラン?』

「ちがうよ!みっくんじゃないんだからちゃんと決まってるし!」

『なにそれひどくない?』

「うそ、ごめんって笑
…浅草行こうかなって」

『浅草?』

「そう!浅草寺に行きたいの。
ちょうどお花見の時期でしょ?屋台とかあると思うし、美味しいもの食べられる…」

『ほんとに!?早く行こうよ』



食い気味に言わなくてもいいのに、笑

でもみっくんが嬉しそうなのが伝わってきて私も嬉しいな

ニコニコしながら隣を歩くみっくんはやっぱり子供みたい



_____みっくん楽しんでくれるかな




『…ねえ、A』

「ん?」




『…誘ってくれてありがとうね』




ほら、私の目を見てにこって微笑むみっくんはやっぱり罪なヤツだ
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作者名:アマヤドリ | 作成日時:2019年4月1日 23時

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