私のせいかもしれない。 ページ29
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自分が呪術師だと明かしてしまえばなんだか気が楽になって、その後昨夜の出来事も続けて話そうとしたとき、鋭い呪いのイメージが私たちを包んだ。
「A先輩、今______」
『うん、感じた。あっちからみたい、行こう』
その呪力を辿りながら足を進めていくと、そこは私が転校生として通っていた里桜高校の体育館。
______遅かったかもしれない。また、失敗したかもしれない。
脳内に流れ込む不吉な念を、頭を振って取り払う。
『悠仁くん、あそこみたい』
おう、と返事をした彼は物凄いスピードで体育館の入り口へと走っていった。
それを見て、さっきは私のスピードに合わせてくれていたんだと理解する。
_____私も行かなきゃ。
もう二度と、助けられる命を失わないように。
先を行く彼の背中を無我夢中で追った。
***
_______引っ込んでろよ、呪術師
一瞬、呼吸が止まった気がした。
私は、彼の心を救えなかったんだ。
冷たい瞳で私たちを見つめる順平くんと、体育館の床に転がる生徒たち。
一緒にいて、心底大切にしたいと思える友達だったのに、結局私は_____
「"
大きなクラゲの式神が、躊躇なく私たちに襲いかかる。
呪力が篭った悠仁くんの攻撃も、そのクラゲの中に入られてしまったら効かないも同然。
順平くん相手に、術式を使いたくない。
私が術式で彼に挑めば、また彼を呪いに触れさせて、呪ってしまう気がして。
____貴方はもう、呪いと関わらないで平和に生きていて欲しいのに。
「もう一度言う。引っ込んでろよ呪術師！！
関係ないだろ！！」
「それはお前が決めることじゃねぇ！！」
「………無闇な救済になんの意味があるんだ」
_____命の価値を穿き違えるな！！
刹那、勢いよく向かってくる巨大なクラゲ。
私たちは成す術もなく囲い込まれる。
「霊長ぶってる人間の感情…心は！！
全て魂の代謝、まやかしだ！！
まやかしで作ったルールで僕を縛るな！！」
このクラゲにはどうやら毒がある。
肌をピリピリと刺す痛みでだんだん頭が冴えてきた。
「奪える命を奪うことを止める権利は誰にもない。
そこで寝ててよ二人とも。僕には戻ってやることがある」
そんな、奪える命を奪うことなんて許されない。
_______助けられる命を助けることだってままならない世の中なのに…！！
『取り消して、今の言葉！！』
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快晴(プロフ) - コメント失礼します！伏黒君のお日さま、可愛すぎましたよね！！ずっと記憶に残ってますｯ！パンダに顔を埋めてみたい、、っておもいました！(？) (6月2日 20時) (
レス) @page42 id: 3fba93f21d (このIDを非表示/違反報告)
あわ(プロフ) - 蘆花さん» コメントありがとうございます！ですよね！！早速共感がもらえて嬉しいです！コメント読みながらうん！うん！って頷いてました笑 個人も好きだけどペアも好きにさせるとか罪な男すぎて推しちゃいますよね…！！今のところは夢主に恋愛感情向けさせようと思ってます！！ (5月29日 15時) (レス) id: a26e70e8e6 (このIDを非表示/違反報告)
あわ(プロフ) - 快晴さん» 三輪ちゃんと夢主のコンビは、髪色とか雰囲気とかの相性が合うように書いてます笑 いい子同士絶対仲良くさせる…！と意気込んでいたのでついにその一歩が踏み出せて嬉しいです…！ (5月29日 15時) (レス) @page39 id: a26e70e8e6 (このIDを非表示/違反報告)
蘆花(プロフ) - はぁぁぁぁ！？！？幸吉くんのところクソわかるんですけど！！三輪ちゃんと結ばれて欲しいけどあの体で愛されたいジレンマ起こってるのわかりすぎてつらいんですけど！！ありがとうございます！！！！ (5月29日 15時) (レス) @page39 id: bf60b993eb (このIDを非表示/違反報告)
快晴(プロフ) - 三輪ちゃんと夢主ちゃんのコンビが個人的に可愛すぎます！！次も楽しみです！！！！ (5月29日 10時) (レス) @page40 id: 49bca02885 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あわ | 作成日時：2023年5月8日 17時
