山田さん兄弟の妹は、中央区の党員で多重人格者？ (ページ25)

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～一郎Sid～

二「兄ちゃん！中王区からの返事が来た！」

一「ありがとな二郎」

三「一兄！中王区はなんて？！」

封筒を開けると返事を書いたのはAだった

Aの綺麗な字は相変わらずだ

三「Aの字だっ……！」

三郎は少し嬉しそうに手紙を見つめる

勉強を教えていたからAの字

だと分かるんだな

二「【Buster Bros!!!の挑戦をお受け致します。

バトルの日程は其方が決めてください。

私はいつでも構いません。】だとよ」

一「日程は俺たちで…か」

三「どうしますか？」

バトルの日程…ふとカレンダーを見つめる

一「…この日にするか」

三「！分かりました」

二「分かったよ、兄ちゃん」

バトルは一週間後。俺たちが仲直りできた日に行う

バトルの日が来た。

私はお姉ちゃんの作ってくれた服を着る

エース達の式典服？と同じ服に黒色のリボン

お姉ちゃんと同じ髪色のチョーカー

「A」

「お姉ちゃん、行ってくるね。中王区に勝利を」

「ああ、健闘を祈ります。がんばれ私の妹」

お姉ちゃんの手の甲にキスをすると

お姉ちゃんは私の額にキスをした

おまじないのようで、とても心強い

会場に行くと三人は立っていた。周りを見れば

この前会った人たちがいて…

知らせたんだ…というか乙統女様が

よく許してくれたね

一「A、お前を必ず助ける」

「助けてなんて言った覚えない」

二「お前は俺たちの妹だ。」

「何度も言うけれど、妹じゃない」

三「Aの居場所はそこじゃない、僕たちだよ」

その言葉にイラッとしてマイクを握る

「うるさい、うるさいうるさい！野蛮な男共が！！

私の居場所は私が決める…お前たちじゃない！！」

二「…妹が危ない道を、違う道を歩いている

なら正すのが兄貴の役目だろ」

「私に…兄なんていないと言っているだろ！

それにお前らは山田三兄弟なんだろう！

私の名前は勘解由小路A。

勘解由小路無花果の妹…お前たちを倒す名前だ」

中王区の名にかけて

必ずBuster Bros!!!に勝つ

　