000「くだらない私の過去」 ページ12
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……アイリス・サフラン。それが私の本名。
私はここから遠く離れた国の、四人目に産まれた王女だった。
でも、もう勘当されている。……いや、私がさせた。
小さい頃から「各国を巡りたい」という夢を持っていた私は、「王族」という枷に縛られて生きてきた。
そして成長し、様々なことを理解できるようになった頃……
私はこの国に必要ないのだと、悟った。
本当は、結構前からわかってた。「第四王女」なんて国と国を繋ぐ為の道具でしかないことを。
成人して早くに、姉達が他国へ嫁がされていたことも知っていた。
……だから、勘当されたいが為に悪行を何度も重ねた。呆れられるようなことを、繰り返して。
「第四王女、アイリス・サフラン！ 貴様を我が王家から勘当する！！」
そしてついに、王家から勘当された。
……もう、自由。どこにだって行ける。
今までで1番、清々しい気持ちだった。
色んな国を回っている内に、戦争に巻き込まれた。
確か、l国とwr国の戦争。
……私は戦場へ赴き、隠れつつも逃げようと思い走っていた。
「敵兵だ！」
……まぁ、案の定見つかってしまったけれど。
その時、誤解を解いて助けてくれたのがA先輩。
『ちょっと、この子どう見ても違うでしょ？ 動きがまず素人だし、服装だって兵士のものじゃない。多分l国の国民か、滞在してた人だよ』
敵兵だ、と叫んだ兵士はその人と私にすぐ謝ってきた。
……正直、その時はびっくりした。
こんなに小さい人が軍にいるんだ、って。
私がA先輩と出会ったのは今から約2年前。実は、あんまり覚えていなかった。
でも、特徴的な髪と目の色。それだけははっきり記憶してた。
だから。
air「アイリスと申します。私のこの命を貴方様へと捧げます。ですのでどうか、この国に忠誠を誓わせて下さい」
1年間、頑張って自分を鍛えた。訓練した。一般兵程度には、戦えるようになるまで。
そして無事、wr国の軍へと所属することができたのだった。
私は遊撃部隊へと配属。どうやら、戦い方が特殊だったらしい。
遊撃部隊の方々はとても優しい人達だった。
軍に入ってからも一生懸命訓練し、戦争で成果を上げ。
やっと。
gr「遊撃部隊副隊長、アイリス。本日にて貴女は我が軍の幹部だ。おめでとう」
air「ありがとう、ございます……！」
戦争で大怪我を負った。誰にやられたかなんて言えない。
言ったら、バレてしまうから。
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010『僕って嘘吐く時に笑うんだって』→←009『さて、上手く演技できるかな』
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いちごもち(プロフ) - 更新待ってました！！更新通知きたのをみて即座にみにきました！！今回もめっちゃ面白かったです！！更新ありがとうございます！！更新お疲れ様です！！無理のない程度でこれからも頑張ってください！！応援してます！！！ (2020年10月21日 19時) (
レス) id: 76bd5f3cda (このIDを非表示/違反報告)
煽り天の声ラークん(・´-・`) - ヤバイ！内容が好みすぎる！更新頑張ってください！ (2020年5月25日 11時) (レス) id: e177b52d3c (このIDを非表示/違反報告)
ルト - 白い人の形をしたぬいぐるみをもった人ってあの白いニキですかね。更新頑張って下さい！ (2020年4月23日 2時) (レス) id: 1d8435ec80 (このIDを非表示/違反報告)
闇ちょこ(プロフ) - (アッ、初コメ失礼します)悪戯が好きな夢主…だと…！？好みにドストライクですこういう小説大好きなんですあぁもうほんまありがとうございます！！(早口)長文失礼しました。どうか無理せず更新頑張って下さい！！！ (2020年4月11日 14時) (レス) id: f89a326571 (このIDを非表示/違反報告)
めゅ。 - 初コメ失礼します！！ 夢主さんがどうするのか気になって仕方ありませんどうしてくれるんですか(？) 更新頑張って下さい…！！ 無理しない程度でお願いします(((土下座))) (2020年4月10日 21時) (レス) id: 882f22aeaa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ネイ | 作成日時：2020年4月10日 12時
