000「夢は願う」 ページ30
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その場にいた全員が、思わず絶句する。
瞬間、悟った。もう彼女は、助からないと。
哭いた。叫んだ。理解し……絶望した。
……会議室に誰かの声が反響する。
「どう、して」
返答はない。全員、答える余裕などないのだ。
2度も、彼女は飛び降りた。どちらも愉悦の表情で。
彼女は、彼等に「裏切られた」と告げていた。
一体、自分達は彼女に何を仕出かしたのか。
彼等は考える。……わかるはずがないのに。
「ッ……どうか、幸せに……!」
そして、彼等がそれを願うことすら。
彼女にとっては、烏滸がましいのだろうか。
真っ黒に塗り潰された、暗い空間。
『いるよね?』
彼女が、誰かに問い掛ける。
「……何故、戻ってきた。お前にとって"あれ"は願っていたことではないのか」
『タヒぬ前は、願っていたかもね。後、お前が……私なんかが、グルッペンの振りをするな』
「……どうして?」
『1度だけでも私はあいつに忠誠を誓ったんだ。……そいつの振りを、お前にされるのは腹が立つ』
けらけらとした笑い声。
彼女の目の前に、彼女の前世の姿をした誰かが現れた。
「じゃあ、普通に話そうかなぁ。……ねぇ、貴方は戻りたくないの? さっき、幸せだったよね?」
『……だから、何?』
「あの女が入ってきた後、どうなるか……記憶があるんだもん、わかんじゃん? やり直せるんだよ! あの日々をまた、続けられるんだよ?」
『……結局それは"
「……えぇー。折角こんなにいい提案してあげたのになぁ。……でもまぁ、いっか」
ニヤリ、と表現するに相応しい笑みを浮かべる。
……また来てね。いつでも待ってるよ。
決して大きくはないはずの声が、響く。
途端、パリン、パリンと硝子が割れるような音が鳴って……崩れ落ちていく。
……それと同時に、彼女は夢から目を覚ました。
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実はこの小説(に限らず)下書きとかなんもなしで書く時考えながら書いてんですね。
なので書きてぇって思ったのをぽいぽい投げてんです。
つまり、読みにくいのはそのせいだ!!(いやいや)
……さて、「夢」はこれにて終了。
途中ふざけたけど大丈夫気付かれてないはず(おい)
あのーところで……
新作、作っても宜しいでしょうか(更新遅くなる)(宜しくない)(この馬鹿がすみません)
あ、次の「作者より」は前回の(を少し変えた奴)です。
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ぴ一タ一 - コノテンカイめッチャすキ (2020年4月18日 8時) (レス) id: 02331e7a2b (このIDを非表示/違反報告)
もーずー - え、めっちゃ好き!大好き!(突然の告白)完結まで見届けたいですッ…!更新(●'д')bファイトです! (2020年4月11日 20時) (レス) id: f650aa241f (このIDを非表示/違反報告)
ナミヲの家のあろさうるす - この作品シュキ、、、更新頑張ってください! (2020年4月7日 19時) (レス) id: 2e27670cb5 (このIDを非表示/違反報告)
彩音(プロフ) - この小説面白くて大好きですッ更新頑張ってください! (2020年4月6日 10時) (レス) id: 5c10cfc853 (このIDを非表示/違反報告)
みー(プロフ) - 夜分に初コメ失礼します。新しい作品に出会う旅(?)をしていたら運命的にすこい作品に出会ってしまいました・・・この後夢主ちゃんとd!達がどう動いていくのか気になってたまりません!!無理をしない程度に執筆頑張ってください!! (2020年4月3日 23時) (レス) id: 9c701de065 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ネイ | 作成日時:2020年3月28日 19時