そんなこと言われても。【w.r.w.r.d】

021『夢が呼ぶ』 ページ27

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ごめんね。それを守ることはできない。

それに、私はそれ以上の恐怖を味わわされた。

今の貴方は知らないだろうけれど……



??「ッ、Aさんっ……！！」

sn「……ショッピ君。ひとらんもだけど、ここは療養室だから。静かにしてね？」

syp「あ、す、すみません……」

ht「……ごめん、神」



……流石の2人もこいつには頭が上がらないのか。



sn「Aちゃん、後でいいからカウンセリング受けてくれない……？」

『……ど、して』

sn「申し訳ないけど……唐突に飛び降りてﾀﾋのうとするなんて、精神状態を疑うしかないから……」

『……そ……か、わか、た』



まぁ、当たり前だよな……カウンセリングなんて意味ないけど。

……身体が弱ってる今、もう1度飛び降りれば今度こそﾀﾋねるはず。

こんな馬鹿みたいな夢を見ているより、眠れずに起きていた方が断然マシだ。



??「Aっ！！」

sn「コネシマ、療養室では静かに。……掘るよ？」

kn「わ、悪い」

??「シッマ、おい！ Aは！？ 見えへん、退いてや！！」

kn「うっさいねんシャオロン！ 俺の方が先来たんやから黙ってそこで待っとれや！！」

sho「だって夕食の前俺が一緒におったんやで、それなのに俺なんも気付けんかったから！ 今、Aに謝りたいねん！ はよ退け！！」





sn「……ねぇ、話聞いてた……？」

sho「あっご、ごめん許して……」

kn「ちゃうねん、わざとやあらん……」





……頭に響くから全員黙ってくれない？ 五月蝿い。

そんなことを考えながらゆっくりと、なんとか起き上がる。

たった今、コネシマを押して入ろうとしているシャオロンと目が合ってしまった。



sho「あ、……か、身体……痛む？ A、大丈夫……？」

『痛、む。でも……慣、て……る。大丈、夫』

sho「慣れてるって……何か、されてたん……？」

『……違、よ？』



どうしてお前、泣きそうな顔してるの。

勝手に勘違いするなよ？

本当のことだ。事実、今は(・・)何もされてない。



syp「……しんぺいさん、車椅子ありますよね。貸して下さい」

sn「あぁ……うん。そっちの扉の奥に置いてあるから取ってきて使うといいよ」

syp「ども」



車椅子……おい、まさか連れ回すつもり？

……案の定、ショッピは車椅子を運んできた後私にこう言った。



syp「Aさん。少し、外の空気吸いに行きませんか」



……はぁ。どうせ無理にでも連れて行くんだろうが。

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