【文スト×ハイキュー】元マフィアの探偵は高校生を護衛するそうです

先に来たのは ページ39

｢｢遅れましたぁああああ!!!｣｣







｢あ｣






これは…2人同時に、だな…






｢勝者、月島と山口!!!｣





菅原くんは一体どこから取り出したのか






【勝者】月島、山口 と書かれた旗を勢いよく掲げていた






いや本当に何処から取り出した





今の一瞬で準備したのか…?





｢ほ、本当に…｣
｢2人同時に…｣





｢やった!！ツッキー凄いよ!!｣






｢僕、ショートケーキで｣
｢あ!俺はフライドポテト!
ふにゃふにゃのやつで!｣






｢｢うぅ…｣｣





月島くんはどこか得意げな表情だ





ドンマイなのは田中くんと西谷くんの方だったな





『月島くん、よくわかったね…』






｢別に…｣





まぁ、お決まりの展開 みたいなものだな






…日向くんと影山くんはまたもや言い争っているが






お前ら本当に仲悪いな…






仲が悪い所も、やる時はやるという所も






彼奴ら…太宰と中也にそっくりだ






…さて、全員集まった事だし






『そろそろ行かないと時間が無くなっちゃうよ…?』





と、私が声をかけると




｢｢｢ﾊｯ!!!!｣｣｣





影山くんと日向くんは漸く言い争うのをやめた





そして、



｢くｯ…!負けたもんは仕方ねぇ…!
行こうぜ!!｣





西谷くんも諦めが着いたようだ…ん?






視線を感じ、そちらを見ると






田中くんが身体をくねらせ頬を染めながら此方を見ていた




なんだ…?




｢み、水瀬さん、潔子さん!
転ぶと危ないので…お、俺と手を…｣
｢あ!おい龍!ずりぃぞ!!｣





｢『いえ、結構です』｣






そろそろこの2人の扱い方もわかってきた

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