【文スト×ハイキュー】元マフィアの探偵は高校生を護衛するそうです

ナンパ ページ34

『清水さんｯ!!』





｢み、水瀬先生…!｣





『こ、こっち!』





突然現れた私に清水さんと男は驚いていた





｢…?誰だよお前
いい所だったってのに…!｣




『清水さん、大丈夫?』





｢は、はい…
急に声をかけられて…｣





『とりあえず、私の後ろに隠れていて
貴方は私が守る』






清水さんは震えながら頷いて、素直に私の背に隠れた





『貴方、何のつもり?』





｢はぁ?お前こそなんだよ
折角この可愛いねーちゃんと話してたのに
邪魔すんなよ｣





…どうやら、脅迫の手紙を送った主ではなさそうだな





となると…ナンパか






『私はこの子の教師よ
彼女に手出しはさせない、わかったら今すぐ立ち去りなさい』





｢あぁ!?
ちょっと綺麗な顔してるからって
好き勝手言ってんじゃねぇぞ!!｣






男は逆上して殴りかかってきた






が、私はその拳を片手で受け止め






『実は私、
空手の全国大会で優勝した事があるのよ』






ギリギリと音が鳴るくらい強く握った





｢…!?いｯ!!!?｣






『私の言いたい事…わかるかしら?』





｢すｯ、すみませんｯした!!!!｣






と言い残し、男は一目散に逃げていった






…何とかなったな






一応教師だから、暴力沙汰は御免なのだが…





それに、空手の全国大会で優勝した…





なんてのは嘘だ





相手の男が馬鹿でよかった

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