始まりの朝１…鈴芽視点 ページ4
〜鈴芽Side〜
た「鈴芽ーっ、起きたぁー？」
何か夢を見ていた気がする。
あれは小さい頃の私と、、、お母さん…？
す「起きたー」
環さんからの大声に私も大声で言葉を返す。
ゆっくりと体を起こし海の匂いに浸った。
〈九州全域は広く高気圧に、、、〉
テレビのお天気お姉さんがにこやかに笑いながら喋っている。
まるでいつもと変わらない毎日。
す「いただきまーす」
手を合わせてから厚切りのパンにバターをどっしり乗せて食べる。
やっぱり美味しい。
バリッ
と音を立ててかじるとパンの甘みとバターの濃厚さが引き立っててとっても美味しいのだ。
た「あんた、今日お弁当忘れんでね？」
台所から環さんの少し責めるような口調が飛んでくる。
す「はーい」
と私は返す。
わざとではないけれどお弁当を忘れると少し開放感があるのだ。
た「仕方ない子ね」
と環さんがお弁当を詰めながら言った。
凄い…。
エプロンを着ていてもしっかりしている身だしなみは本当に隙のない人だ。
た「それから鈴芽、私今夜ちょっと遅くなるわ。晩ご飯適当に済ませてくれん？」
す「えっ！環さんデート！？」
やっと環さんにも春がきたんだ！と思いながら目玉焼きを飲み込む。
す「いいよいいよ〜！ごゆっくり！なんなら12時過ぎちゃっても大丈夫だから…！」
た「デートじゃなくて残業！」
つかさず環さんにツッコミを入れられてしまう。
なんだぁ…。
と期待していた私は少しがっかりする。
こんなに綺麗な人なんだから勿体無いな、と思ったりもして…。
恥ずかしいから絶対本人には言わないケド…、
た「漁業体験の準備。そろそろ迫っちょるかい、色々処理せんといかんとよ。はい、お弁当。」
ランチボックスを私に渡してくれる環さん。
手にかかる重さに今日は一体何が入ってるのだろうかと考えながら私は家を出た。
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どうも夜雫です。
めっっっちゃ更新してなくてすみませんでした…。
久しぶりに見てみたら凄い高評価とお気に入り登録されてて感謝感激です…！
実は今年から受験でしてもとから更新遅いのにもっと遅くなる可能性があります…。
ストーリー構成は出来てるので完結には出来ればしたいです。
これからも『扉の先に』を宜しくお願い致します。
続く (更新停止中)
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san(プロフ) - すごく面白そうです！更新楽しみにしてます♪ (7月12日 14時) (
レス) id: 80a8eb5439 (このIDを非表示/違反報告)
しなは(プロフ) - コメント失礼します〜。おりふらたってますよ。とっても面白いです！更新楽しみにしてます。おりふら解除後はこちらのコメントは消していただいて大丈夫ですよ。 (2023年1月29日 9時) (レス) id: b15bd042db (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夜雫 | 作成日時：2023年1月13日 17時
