Twelve 回顧 ページ14
ピンポーン
お互い少し落ち着いてきたところに、インターホンが鳴り響く。
「俺が出るね。」
キヨは以前のこともあってか、「ぉぅ」と小さめに返した。
Aが鍵を開けると、ドアノブに手を掛ける前に戸が開かれた。
そこには友人であるこーすけがいた。
「おっ、A！すっげー久しぶり！」
彼は太陽みたいに笑った。
「こーすけ。俺が言ったこと忘れたの?」
しかし、Aはこーすけをあまり歓迎していないように、こーすけを見つめる。
「わかってる!様子見にきただけ。口出しなんてしないよ。」
そう言ってこーすけは家に上がり込んだ。
「こーすけ!ちょっと見ねぇ間に老けたか!?」
ゲームをしていたキヨがこーすけの存在に気付き、嬉々とした声をあげる。
「いや老けてねぇよ。」
こーすけも少し笑いながら返した。
キヨとこーすけが楽しそうにゲームを始めてしまい、Aはこーすけを帰しづらくなった。
ゲームを中断させられる苦しみは自分もよく分かる。
仕方なく、Aは買い物へ出掛けることにした。
軽快なBGMの中、こーすけが重そうに口を開く。
「よかったな、ヨリ戻せて。」
「まっ、他のどの女よりも俺の方が魅力的ってことだな!」
「俺も嬉しいわ。二人が戻ってくれて。お前ら見てるとさ、恋愛に性別ってないんだなって思えるんだよ。けどさ
別れってあるんだよ。キヨ。」
こーすけのその言葉には、無情な現実があった。
そして、キヨの手元を狂わせた。
画面にはGAMEOVERの文字が浮かび上がる。
キヨにはこーすけの言葉が理解できずにいた。
別れ?俺とAに?まさか
死?
キヨの目が見開かれ、口から空気の塊が吐き出される。
「じゃ、そろそろ帰るわ。」
こーすけは立ち上がり、キヨの肩を叩く。
そして
「頑張れよ。」
そういって家を出ていった。
私を忘れるなと言わんばかりに、死がキヨを振り向かせる。
必死に目を逸らそうとも、逸らせない。
大きな存在をキヨは今思い出した。
ーーーーー
ﾟ･*:.｡.ブクローの部屋.｡.:*･ﾟ
うわ、なんか病んでる。
しかし反対に、私は
わくわくバンドのライブ(東京の方)のチケットが当たりました!!!!!!
５月26日のやつです。
楽しみすぎます!!!!!!
もう気付いてる方もいらっしゃるかと思いますが、死ネタがちょｯｯｯｯｯｯとだけあります。
ブクロー
ラッキーゲーム実況者(定番過ぎて草)
最終兵器俺達
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僕 - やばいです…めっちゃ好きです!こんなにも素晴らしい作品、読めて幸せです！ (2019年8月30日 6時) (
レス) id: 4deb244c48 (このIDを非表示/違反報告)
ブクロー(プロフ) - なつおさん» えっ、なつおさん!!!???まさか作者様にお声をかけていただけるとは………!!!そろそろ最終回を迎えますが、最後までお付き合いいただければ幸いです。短編集の方は……も、もう少しお待ちくださいいぃ!!!!!!! …¢( ;ω ;｀) (2018年6月8日 7時) (レス) id: d4f0fb810c (このIDを非表示/違反報告)
なつお(プロフ) - 本当大好きですこの作品！更新頑張ってください！短編集の方も待ってます|･ω･) (2018年6月8日 6時) (レス) id: 3ab734c067 (このIDを非表示/違反報告)
ブクロー(プロフ) - 真月さん» コメントありがとうございます!!続き、頑張って書きます!! (2018年5月17日 7時) (レス) id: d4f0fb810c (このIDを非表示/違反報告)
真月(プロフ) - 続きが気になりすぎてヤバいいぃいぃ！！！ (2018年5月16日 20時) (レス) id: 7f47a312f4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ブクロー | 作成日時：2018年3月14日 3時
