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＊
翌日。
あの後一応ギルドを片付けたはずだが、いつの間にかごちゃごちゃしていて物が散乱している。
「Ohーーー！！！ティターニア！！！」
そんな叫びと共に、膝でスライディングしながら大興奮で登場した、週刊ソーサラー記者 ジェイソン。
クールCOOLクゥールとクールを連呼している。妖精の尻尾に劣らない煩さだ。
彼は妖精の尻尾の主要メンバーからぶつかりにいく。取材してもらおうと猛アピールするルーシィには目もくれない。
「COOOOOL！！！天照大御神のA・エーオース！！！クゥーーール！！！」
『...ん？』
遂に彼はAを見つける。振り向きざまを連写するあたり、プロだ。
「いつもグラビア出てくれてありがとう！！売上が最っ高にCOOLだぜ！！ちなみに“泣き顔美人”ランキング一位おめでとうクゥール！！」
『そう？ありがとう』
読者に泣き顔見せたことないはずだけどな、とAは手元のミルクティーを口にした。
「次はいつグラビア来れそうなんだい！？」
『んー...そろそろ収穫祭があるから、やるとしたらその後かな...』
「クール！！その時はぜひ悲しそうな表情で！！」
『おーけー。演技は得意』
からりと笑うAに、ジェイソンは床を転げ回る。しかし切り替えはいいらしい。直ぐに膝をついてメモを手にした。
「なぜ魔導士なのに魔法を使わず、刀と体術での勝負を好むんだい？」
『そう言われると悩むなぁ...なんか刀が性に合うというか、しっくりくるというか』
「COOL！！一番好きな魔法は？」
『...雷かな』
「雷といえばあのラクサスだね！！彼が関係しているのかい？」
『うーん、まあね。私が初めて使えるようになった魔法だし』
「特定の相手、恋人はいないんだよね？」
『うん』
確実に、騒々しかったギルドが静かになる。ラクサスの名前が出たあたりから、一人、また一人と口を閉じていったのだ。
「世の男性が気になる！ずばり！A・エーオースのタイプの男性は！？」
ごくり、と誰かが喉仏を動かした。
『私と同じくらいか、私より強いのが最低条件』
「COOOOOOOOOL！！！」
周囲は悟った。
ガジルがミラを捕らえてまでステージで歌い、目立とうとしたバニールーシィを踊らせる混沌により取材は終わる。
悪名高い妖精の尻尾が、より確立される結果となった今回の記事。
Aを取り上げたページに泣きをみる男性は、少なくなかった。
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もこ(プロフ) - 私愛され大好物なので嬉しいです！フェアリーテイルのキャラ全員推しなので嬉しいです！更新頑張ってください！ (6月13日 9時) (
レス) id: 79dfdf41ef (このIDを非表示/違反報告)
奥山乃愛(プロフ) - 練紅龍さん» いえいえ！無理せずに頑張ってくださいね！ (2022年9月13日 15時) (レス) id: fdc1778b4b (このIDを非表示/違反報告)
練紅龍(プロフ) - マリイさん» なるほど...フェアリーテイルは本小説が最初で最後の予定ですが、なるほど...ユウカの魅力を引き出せるのか...考えてみます。 (2022年9月13日 12時) (レス) id: 817163acd5 (このIDを非表示/違反報告)
練紅龍(プロフ) - 奥山乃愛さん» コメントありがとうございます！話のもっていき方を努力しますが、どうしても取りこぼしてしまうキャラはいると思います...申し訳ないです...でも頑張ります！ (2022年9月13日 12時) (レス) id: 817163acd5 (このIDを非表示/違反報告)
マリイ - フェアリーテイルのユウカ・スズキの小説も書いて欲しいです ユウカ好きなのでラミアスケイルの (2022年8月26日 14時) (レス) id: 70be676ed1 (このIDを非表示/違反報告)
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