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エルザが反応するより前に、上空から注がれる姿を晦ますほどの眩い光。
徐々に大きくなる地鳴りは、エーテリオン投下がすぐであることを知らせる。
Aは眉ひとつ動かさず直立し、ジェラールは密かに口角を上げた。
ドン、という大砲が放たれたような、重く腹の底から響く衝撃。
建物が崩れ落ちる轟音。
煙が薄まっていき、塔が正体を露わにする。それは塔というより水晶のようなもの。
戸惑うエルザと声を上げて笑うジェラール。
「ついに...ついにこの時が来たのだァ！！！！」
「おまえ...」
「驚いたか、エルザ。Aには勘づかれたようだが」
首を回して、目を白黒させるエルザを見やる。
「これが楽園の塔の真の姿。巨大な魔水晶なのだ。
そして評議院のエーテリオンにより、27億イデアの魔力を吸収する事に成功した！！！！ここにRシステムが完成したのだァ！！！！」
エルザは、ジェラールの双子の兄だと思っていたジークレインが彼の思念体だと知り、さらに混乱した。
それを気にしたいのもやまやまなのだが、Aは魔水晶が上げている小さな悲鳴を聞く。
いくらエーテリオンの魔力を吸収するために出来ているとはいえ、膨大な魔力を一気に受け取りすぎたのだ。この魔水晶が耐えていられるのは恐らくそう長くない。
ペタリと魔水晶に手を触れると、飲み込まれて手が沈む。しかし、吐き出すように押し戻された。
「おっと...これはAを受け入れないらしいな。受け入れられても困るが」
魔水晶から出てきたばかりの右手を掴むのはジェラール。エルザは続行された戦いで吹き飛ばされたのか遠くにいる。
Aはジェラールのその腕に左手も当て、深呼吸をしてから彼を見上げた。
『ずっと気になってたんだ。何がここまでジェラールを変えたのか』
「何が...？ゼレフだよ。彼の声が聞こえたんだ。昔アイツらにボコボコに躾られた時、強い憎しみが彼の存在を感じさせた」
薄く笑うその人に、Aは断言する。
『
その違和感に身を引こうとしたジェラールだが、彼女はそれを許さない。
『それは魔法であって、誰かに
「お前っ...！！」
ふっと力を緩めた彼女から、勢いよく離れた。
「...見たのか。俺の記憶を、見たのか」
『...誰かに利用されてるよ、ジェラール』
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練紅龍(プロフ) - 深月さん» コメントありがとうございます！長らくお待たせいたしました！！ (5月10日 15時) (
レス) id: 817163acd5 (このIDを非表示/違反報告)
深月(プロフ) - 更新楽しみにしていました！ありがとうございます！ (5月10日 8時) (レス) @page49 id: 0bd89f8317 (このIDを非表示/違反報告)
練紅龍(プロフ) - の〜さん（旧もこ）さん» 一つ前のコメントしてくださった方ですか！？返信も更新も大変遅くなり申し訳ありません...！ぼちぼちひり出していきます！ (5月9日 21時) (レス) id: 817163acd5 (このIDを非表示/違反報告)
の〜さん（旧もこ）(プロフ) - 更新待ってました！！お疲れ様です！続き楽しみにしてます！ (5月9日 19時) (レス) @page49 id: 79dfdf41ef (このIDを非表示/違反報告)
もこ(プロフ) - 私愛され大好物なので嬉しいです！フェアリーテイルのキャラ全員推しなので嬉しいです！更新頑張ってください！ (6月13日 9時) (レス) id: 79dfdf41ef (このIDを非表示/違反報告)
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