【A3!】求めんな。

３８話：メイドカフェ４ ページ47

万里｢Aは、あぁ見えて昔は俺の事怖くて近寄りもしなかったんだぜ？
頑張って話しかけてきた時も敬語でお兄さんなんて他人行儀でさ、今となれば少しは甘えてくるようになったものの、兄さん呼びは変わらないし、肝心な時に甘えてこない。｣


至｢…Aの場合、冷たい態度は甘えている証拠だってこと？｣



こんなインチキエリートに？いや、俺の場合素がバレたからなのか。



万里｢多分な。本当の所はAじゃないし分からねぇけど……
てか至さん、前までAのことせっちゃんって呼んでなかったか？｣


至｢あwバレてた？｣



万里｢至さんも調子戻ったみてぇだな。
Aは俺と比べられながら生きてきたから人の言葉と態度に敏感なんだよ。
少し自己中な感じもするけど、それが甘えてる証拠だとするなら可愛く見えねぇ？｣



俺はコーヒーを飲み、少し笑いながらAが寮に来た日の出来事を思い出した。



至｢そうだな｣



万里「それでさ、Aに会いにいかねぇ？」


至「は！？何言ってんのお前！！！
もう少し時間を置いたほうが…」


万里「これ以上延ばしたらAの為にならないし、至さんもきまずいでしょ？」



至「それはそうだけど…
俺の心の準備が終わるまで待ってくれない？またAにひどい事言うかもしれないし。あと二日。
大人としての余裕持たせてよ。」



万里「…分かった。至さん、女子高生相手にこんなになることあるんだな」



至「うるせぇ…」




最近の女子高生って皆こうなの？生きるのつらくない？
違う。Aが大人びているだけか。






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今気づいたんですけどこの人たちの時間軸おかしくないですか？
まぁいっか。

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