【A3!】求めんな。

２話：デモ音源 ページ4

万里「てな感じで連れてきてしまった俺の妹だ。」

A「初めまして！Aと言います。
作詞と作曲が得意としているので役に立てれたらなと…！
これ昨日作ってみたデモ音源です。」

おいこら摂津万里…肩が揺れてるぞ。

いづみ「作詞作曲…うん！いい武器になりそう！
あ…でも寮の部屋空いてないんだよね…」

A「大丈夫です！必要なとき呼んで下されば来ますので！
あ…普通に兄さんに会いに来てもいいですか？」

いづみ「ありがとう！大丈夫だよ〜これからよろしくね！」

A「はい！こちらこそ宜しくお願いします！」

よし、口実にデモ音源作ってきてよかった。
これでいつでも兄さんに愚痴聞いてもらえる。

怪しまれないように週２で行こう。

「万里〜新作ゲーム…って、あ、この子が万里が言ってた妹？」

うわっ、この人が兄さんが言ってたヒモ男の茅ヶ崎至か。

この顔に何人の女が落ちたことか…可哀想とは１mmも思わないけど。

至「俺は茅ヶ崎至。よろ〜
チョコあげるからちょっと話そ」

チョコだけに、か？

A「ごめんなさい、チョコ苦手で…」

チョコだけで私が釣られると思ったのか？
それで釣れるのなんてよっぽどのチョコ好きか、チョコ好きな自分可愛いって思ってるヤツか、お人好しなヤツだけだと勝手に思ってる。

至「言ったでしょ？万里から話は聞いてるって。
ほらほら万里も俺の部屋来いって。」

A「…分かりました」

はよ来いやって顔に書いてあるな。ゲームとか？

監督さんにお辞儀をして兄さんと茅ヶ崎さんの部屋に向かう。

３話：食えない(※一部文章変更させていただきました)→←１話：SNS様

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