【A3!】求めんな。

２０話：嫌な事２ ページ27

万里side


A「うん。今の性格で隈作っていったらびっくりされるしね。
おやすみ、兄さん」


万里「おう]


今の性格ね…自覚はあったんだな。


あぁいう曲がった性格になった原因は俺だ。
俺が何でも出来たからAは中身を知らない他人から比べられてきた。


何でも出来たから何なんだ。凄いね、羨ましいと思ってそれでどうした。
賞を貰っておめでとう。次はなんだ。何もないだろう？


なんで人は比べないと生きていけない？比べられた人の気持ち解るか？
解るわけがないだろうな。解ってたら二度はないから。


つまらない人間の塊なんか無くなればいいのに。


あーなんか嫌な事思い出しちまった。


ゲームする気にならねぇ。


寝るか。寝て次の朝が来た時、人間の要らない部分全員消えてしまえばいいのに。


そう思いながら瞼は閉じた。

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