【A3!】求めんな。

１５話：進化(過去)　【文章一部変更しました】 ページ19

A「姉さん、兄さん。今日真っ黒な猫が庭に居てね、私にこう告げてきたの。
『お前はもうすぐ進化する』って…いつ進化するか分からないから極力離れてて…
あー！！悲しい！！この肉体とはもうおさらばなのか！！記録として詩を綴っておこう…」


お前ポケ●ンだったのかと心の中で呟きつつ、ねーちゃんの肩を揉んでいた。


万里「そうかそうか、どういう詩を書いてるんだ？」


A「聞きたい！？じゃあ特別だよ！！
過去になってしまうメモリー…それは儚くて切なくて…それでも私はその過去を抱いて前を歩くよ…
あー！！我ながら良い詩だ！！これは曲にしないと！！
部屋に戻る！！」



あれ？ねーちゃん寝てね？騒がしかったのによく眠れるな…
俺が人生スーパーウルトライージーモードだから肩揉みなんてプロ級だし寝るに決まってるけどな！！


姉「万里、手止まってる。はやくしろ。
…あれ？さっきまでAいたよね？部屋に戻ったの？あの子黙ってたら私似で美人なのに…」


万里「へいへい」


姉さんも黙ってたら美人なのになと思いつつ、ねーちゃんの言うとおりに肩を揉み続ける。


世界はなんて不平等なんだ…

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