【A3!】求めんな。

８話：スマホアプリ ページ11

至「…いた」


ドアが不意に開き、音がした方を目で追うと
そこには虚ろな目をしている茅ヶ崎さんがいた。


至「ゲーム進めててと言われたから素直に進めてたのに
お前ら別室でいちゃついてんじゃねぇか…」


万里「あ。」


A「あーあ。」


そういや兄さんそんなこと言ってたな…


伏見さんが作ってくれたケーキが美味しすぎて茅ヶ崎さんの事すっかり忘れてた…


万里「…すみませんした」


A「…すみません」


至「罰として素材回収手伝え」


A「…スマホアプリの方ですか？」


至「んー俺の部屋に戻るのめんどいからスマホにする
何やってる？」


A「アクション系は一個しかないのでおすすめの乙ゲーしませんか？」


至「…うん」


さっきまで虚ろな目をしていたのに心なしか輝いている。


ご機嫌は取れたみたいだな。よかった。

９話：マジカル・スパイラル・ミルク　【文章追加】→←７話：先輩

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