＊第46話 ページ50
■Aside
俺の頭の中はもうぐちゃぐちゃだった
今まで長年隠し続けてきたものが、一気に溢れ出す
「ホントは…ｯホントは…出来るならずっと隣で笑っていたかった…！もっと沢山思い出だって…！！でも…ｯ俺がそんなこと望んじゃいけないんだ！周りを不幸にする人間に、そんな…ｯ！！」
俺は泣きながら快斗くんに訴える
すると、快斗くんは真剣に話を聞いてくれていた
ﾍﾞﾁｯ！！！
「いｯ！？」
すると突然、黙って聞いていた快斗くんが俺の両頬を強めに叩く
「ｯ馬鹿！！お前ってやつは…ｯ！！ほんっとーーーに馬鹿だな！！」
「え…？えぇ…？？」
泣きながらヒリヒリする頬を摩り、その勢いに気圧される
「いいか！よく聞け！！
まずなぁ！！その周りを頼らねぇで1人でなんでもやれると思うなよ！！馬鹿！！
相談もされねぇでなんでも1人で決められる方が胸糞悪いんだっての！！！お前だって俺からそんなことされたら嫌だろ！！違うか！！？」
「ち、違くない…です…」
「だろ！あとなぁ！俺はお前を守るために勝手に割り込んだんだ！
それを『自分の責任』とかって思い込むんじゃねぇよ！
巻き込んだじゃねぇ！！俺が巻き込まれに行ったんだよ！！だからお前のせいとか関係ねぇの！！いいか！！」
「え、あ…はい…すみません…？」
言葉の集中攻撃を受け、頭が追いついていくのに必死になる
すると、間を置いて快斗くんが深々と息を吸ってまた口を開く
「…最後に…
ずっと守ってもらってんのは、性にあわねぇ
どうせなら、今からでもいいから
これから先は、お前のことを俺に守らせろ
いいな？」
「…ｯ！」
予想外な言葉に、止まっていた涙がまた溢れ出しそうになる
「思い出なんてまだまだ作れる
…だから、お前はもう
安心して俺の隣で笑ってろ」
すると、快斗くんの胸にまた抱き寄せられる
「ぅ、ぁ…」
ポロポロと、彼の服に涙が落ちる
その優しい声音に、言葉に
俺は、今まで忘れていた『幸せ』の暖かさを感じたのだった
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AMATA(プロフ) - 杏子さん» 伸びたw良かったです！！(？？)楽しみながら読んで下さりありがとうございます！！ (2018年7月16日 15時) (
レス) id: 4b76855916 (このIDを非表示/違反報告)
杏子 - まって、なってちょっと待って。心臓持たない。待って寿命3年、、、、、、伸びた (2018年7月16日 7時) (レス) id: 78c191449c (このIDを非表示/違反報告)
AMATA(プロフ) - タナトフィリアさん» わぁぁコメありがとうございます！(´；；｀)そう言って頂けて大変恐縮です…！二人の関係を進展していけるよう更新頑張ります！ (2018年7月10日 0時) (レス) id: 4b76855916 (このIDを非表示/違反報告)
タナトフィリア - ヤバいです！めっちゃキュンキュンしました！続きが楽しみです！更新楽しみに待ってます！応援してます！(*^艸^*) (2018年7月9日 12時) (レス) id: 41c9a6a89d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：AMATA | 作成日時：2018年6月25日 23時
